あの町この街あるこうよ

歴史散策まち歩きの記録
たまに丹沢・大倉尾根を登る

川崎七福神めぐり

2010-01-29 17:22:02 | わがふるさと
    

      
      




       
       此処はひとつのところで七福神めぐりができるお寺である。
       そのお寺の名は天台宗 薬王院医王寺である。
       場所は川崎市南部 京急大師線港町駅下車にある。
       開山は延暦22年と古く平安時代と1200年以上の昔である。

                    
             その古いお寺にはふたつの伝説がある。
             ひとつは「塩とけ地蔵」で もうひとつは「赤いカニ」の伝説である。



「塩とけ地蔵」の伝説
 医王寺の境内に骨と皮だけになったまっ白い塩どけ地蔵があります。昔、村でできものが流行し子供たちが大変難儀をしました。子供達はイタイヨー、カユイヨーと泣いていました。村人は地蔵さんに身代わりに成って下さる様、願をかけました。すると子供達のできものはたちまち治り、これを聞いた親たちが我も我もと願掛けをし地蔵さんはやせほそってしまいました。今日でも塩どけ地蔵様に皆んなのお詣りが絶えないと言われております。


               

     
「赤いカニ」の伝説
医王寺の山門を入った所に池があり、そのそばに鐘つき堂がありました。池には色んな魚が住みほとりには、たくさんのカニがくらしていました。池の上を白いサギが群れをなして、はるかに飛んで行くのを見てカニ達は「つり鐘さまのおかげです」と喜んでいました。あの恐ろしいサギの群れが来るたび鐘がひびき、ゴーンゴーンと鳴るたびサギはおどろいて空高くにげて行くからです。おかげでカニ達も安心してくらしていました。
 ある日、寺近くで火事が起こり風にあおられて医王寺本堂、山門を焼けつくし鐘つき堂にせまりました。池のカニ達がぞくぞくと現われ、あぶくを出しながら鐘つき堂によじ登り、炎とたたかい、堂を守ろうとしました。炎とすさまじい戦いでした。一面焼野原の中に鐘つき堂のみが残りました。皆んなよく助かったと喜び、みんな集まって来ました。和尚さんは、堂の下に死んでいる何百とゆうカニを見つけ、おまえ達が堂を守ってくれたと合掌し池のほとりにカニ塚を立て供養しました。
 それかた医王寺のカニは、どうした事か背中を炎を浴びた様に赤くなったそうです。
                                    薬王山 天台宗 医王寺 住職



              川崎市の七福神めぐりはあと中原にある。
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川崎桜本 九福神

2010-01-22 20:21:36 | わがふるさと


 西暦二千年をま近に控えた九九年、九人の福神さま達がこの桜本の街にやって来られました。
 福神さま達の中には 以前から桜本を見守り続けてきた招き猫や"九ちゃん"の名でこの地で親しまれた元気な少年に似た顔もあります。
 健康、成績、商売、景気、暮し、金運、運勢、家運、勝負運・・・・・・ あらゆる願いを上向きにして下さるのがこの九福神。
 そういえばどなたのお顔も上を向いています。


                  
                  


















            
            川崎桜本商店街
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横浜柳家小満んの会

2010-01-19 21:09:56 | その他



柳家小満ん師匠は、17年前から横浜関内ホールで年6回(奇数月)、「横浜柳家小満んの会」と銘打って毎回3席、しかも「決して同じ演目をやらない」という師匠の取り組み姿勢とその信念に落語ファンから暖かい理解と心強い支援を受けている。

今年9月の例会では節目の100回目を迎える。

    


 
次回、97回例会は                                   
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繭玉つくり 長屋門公園

2010-01-15 00:20:18 | 長屋門公園
         繭玉をせいろで蒸かすための竈が赤々と燃えている このような行事だけにこの竈は使われているのかな

1月15日(小正月)までの松の内に行う正月行事最後の伝統行事「繭玉つくり」が14日瀬谷長屋門公園の古民家内で朝から行われた。

              

「繭玉飾り」は養蚕の神信仰から来ているとの説がある。
蚕は飼育が難しく当たり外れが多いことから養蚕農家は「養蚕の神」に祈った。その信仰の中から「繭玉飾り」が発生したのではないかと云うことだ。
それはともかく
自然に感謝し五穀豊穣、長寿健康、家内安全などを祈願する繭玉飾りは現在では上新粉(米粉)で作られているが本来は価値のないくず米を粉にしてつくると云う物を大切にする昔の人々の心が現れている。

                  

飾りつけは木の枝に刺すのだが枝はミズキや柳の木が用いられている。
また、ミツマタの枝に三色の繭玉を飾るところもある。
土地によっては縁起物を一緒に飾ったり養蚕の道具を飾る土地もあると云う。
昔は多くの農家の家庭で「繭玉飾り」が見られた光景であった。
まして養蚕や製糸場が盛んだった瀬谷では尚更のことであっただろう。

                   
                    矢印部分は本来の蚕の繭形をした繭玉

繭玉は実際の蚕の繭を使ったものが変化したものでそのため繭玉の形は本来蚕の繭の形をしていたがいつしか作りやすいように団子状態になった

                   
                    今年の繭玉は完成

             
              蚕の繭玉


夕べには「どんど焼き」が行われる。
残念ながら参加できなかったのだが・・・・・
多い時には千人ほど集まる長屋門公園の行事だと云う。

      
      角松など正月飾りが軽トラに これも炊かれたのかな        

               
                団子をどんど焼きの炎にあぶるための竹作り作業(今月11日に行った作業)

これからも「自然の豊かさ」「心の豊かさ」を大切にする文化をいつまでも受け継いで欲しいものだ。



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蔵開き 瀬谷長屋門

2010-01-11 18:15:27 | 長屋門公園
正月11日はその年始めて蔵を開ける「蔵開き」の日である。各地で多彩な催しを行うようだが神奈川県で蔵のある家ではこの日に蔵の扉を開き米俵の上に御燈明やお神酒を挙げる風習があるそうだ。

長屋門の蔵に納められている正月の品々を探すと

獅子頭                                        木製コマ
            
                 
                 大凧

また、11日は鏡開きの日でもあり鏡餅を下げ雑煮や汁粉に入れて家庭円満を願う。ここ長屋門公園でも汁粉がふるまわれ(有料)賑わっていた。
               
長屋門公園では忘れされた昔の風習を年を通してボランティアの方々が行っているようだ。
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横浜瀬谷八福神巡り1

2010-01-06 01:11:16 | 横浜歴史散策
 正月元旦の夜に「七福神が乗った宝船の絵」を枕の下に入れて寝ると良い初夢を見ると云われている。
 「七福神信仰」は室町時代末期に京都から始まったと云うが日本全国に広まったのは上野寛永寺の天海上人が徳川家康に七神の七難即滅・七福即生を説かれ家康が七福神の絵を描かせて尊崇、それを諸大名が見習ったことによると云われる。



 瀬谷八福神は日本人が好む八百万の神々、八紘一宇(または八紘為宇)、八咫烏など末広がりと日本人が好む「八」に因んで七福神にダルマ大師ひとりを加えている。



①臨済宗建長寺派 相澤山長天寺(地図クリック)

長天寺本堂

達磨大師を安置しているお堂                            達磨大師

瀬谷村役場跡の碑


②曹洞宗 瀬谷山徳善寺(地図クリック)

徳善寺本堂

毘沙門天を奉ってあるお堂                           徳善寺山門
瀬谷のお寺にこんな立派な山門があるとは失礼だが驚き感動した

山門の阿形と吽形一対の金剛力士像が安置し寺を守っている


③浄土宗 慈光山善昌寺(地図クリック)

善昌寺本堂

恵比寿神を奉ってあるお堂                    銘木大公孫樹の木


④日蓮宗 蓮昌山妙光寺(地図クリック)

妙光寺本堂

大黒尊天を奉ってあるお堂                      梵鐘はおよそ700年前の作と大変古いものだと云う

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横浜瀬谷八福神巡り2

2010-01-06 00:49:19 | 横浜歴史散策
①高野山真言宗 瀬谷山寶蔵寺(地図クリック)

寶蔵寺本堂

弁財天を奉ってあるお堂                    各干支ごとの御守本尊が鎮座 寅年は虚空蔵菩薩だそうだ


②真言宗豊山派 猿王山西福寺(地図クリック)

西福寺本堂

布袋尊を奉ってあるお堂                       古木「スダジイ全通院本堂


③日蓮宗 白東山宗川寺(地図クリック)


福禄寿を奉ってある御堂                                   福禄寿

宗川寺山門                                     夫婦銀杏の木と中原街道問屋場跡の解説


④曹洞宗 瀬谷山徳善寺別院全通院(地図クリック)

全通院本堂

明治23年から50年間当地に分教場があったと云う解説

七福神は全国でいったいどのくらいあるのだろうか。残念ながら確実な数字を探すことはできなかった。81か所と云うデータもあったり200か所以上という数字もあったがいずれにしても全国には七福神や八福神が山積して身近な所にあるのだろう。
東京近辺でも30か所程度あるようだ。瀬谷近辺では座間・海老名市にまたがった相模七福神、横浜磯子七福神、藤沢市村岡の相州村岡七福神、川崎中原七福神等がある。変わったところではおとなり大和市福田の常泉寺には河童七福神なるものがある。
瀬谷八福神と同様に八つの神を奉るところは東京都八王子市や千葉県八千代市と市名に「八」がつくところで奉っている。但し8番目の神は両市とも吉祥天と云う女神で達磨大師ではない。意外なところでは京都清水寺に於福(おふく)と云う女神を加えた八福神信仰なるものがあると云う。
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白銀は招く

2010-01-03 21:49:39 | その他
     上越神立スキー場 正月3日 殆ど無風 気温-5℃ 雪
     昔だったら正月休みのゲレンデはリフト待ちの行列が凄かったのに
     時代が変わったのでしょうガラガラです

     
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元旦の日に塔ノ岳にて

2010-01-01 20:14:01 | 丹沢大倉尾根
   2010年元旦 塔の岳山頂より新年のご挨拶を申し上げます


大倉高原山の家手前山道から眺めた富士              通称富士見から眺めた富士


堀山ノ家まえから眺めた富士                     花立から眺めた富士

大倉尾根はしょっちゅう登っているのに塔ノ岳山頂にはここ数年登っていない。そこで一年の計は元旦にありで本日元旦に登った。
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