丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

山の日

2024-08-31 04:48:25 | 俳句
第八回山の日全国大会が八王子市民会館であったので行ってみました。
いろいろなアトラクションがありましたが、八王子実践高校書道部による書道パフォーマンスがあるときいたので、それでは行ってみようと思ったのです。












書いているところは撮影できませんでしたが、用紙の大きさに驚きました。大きな巻紙を切って貼り合わせていると思います。書き上げて直ぐに立てるわけですから、両端の工夫はどうなっているのか、知りたいと思いました。

最近は、書展を見に行くこともなくなっているので、多少の刺激にはなりましたね。

当方が書展に行くと、まずは自分が読めるものを探します。となると、だいたいは、短歌俳句作品ということになります。漢詩漢文はよほど有名なものでないと読めませんので。

上野公園の美術館に行けば、必ずと言っていいくらい、どこかの会の書展を見られるのですが、涼しくなってから。(で終わることが多い。コロナ以来。)


かまきり、シシトウの鉢にいました。


近ごろお気に入りの一句

8月25日
土曜日の王國われを刺す蜂いて     寺山修司   「寺山修司俳句全集」

「土曜日の王國」、土曜日が半ドンだったころ、午後がなんとも言えない開放感があったものです。

8月20日
リゾートの気分跣足になりてより    木暮陶句郎  「陶然」

日曜朝のNHK俳句に出ている人です。その名のとおり、陶芸家でもあるそうです。

8月16日
帰路はよく話す青年韮の花       津川絵理子  「夜の水平線」

8月12日
秋近し旗の余白に字を書くな      池田澄子   「拝復」

作者の年齢からすれば、戦争中の日の丸の寄せ書きのことでしょうか。
パリオリンピック報道で、日の丸に寄せ書きをして選手への応援としたものをよく見かけましたが。

8月10日
自然薯の永き我慢を摺りほぐす     池田澄子   「拝復」

自然薯は窮屈なところに育っていることが多いのです。山の南側の斜面にあることが多いです。当方は掘れませんが、上手な人についていって掘ったことは何度かあります。11月過ぎてからですが、自然薯の葉っぱを見つけて蔓をたどっていくのが難しい。二十メートル以上もたどることがよくあります。

8月9日
五十鈴川駅よりすでに玉の汗      西村麒麟   「鷗」

伊勢神宮ですね。
当方も一度行きました。那智の滝と伊勢神宮はもう一度行ってみたいと思います。
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丹沢昨今

2024-08-08 20:02:25 | 塔が岳
近ごろ、Xエックス(旧ツイッター)で丹沢登山者の記事をよく見るようになりました。

Xエックスからの画像

よく歩いた道です。写真の撮り方がうまい、と思います。


塔が岳 山頂


山頂にある尊仏山荘

緑が増えてきました。当方が歩き始めたころは、全くの裸地状態でした。
山小屋がもう一つありましたね。日ノ出山荘といったと思いますが?

その後、緑化対策と山頂保護のためと思われる材木を敷き始めたのです。

涼しくなったら、塔が岳に行ってみようと思っているのです。無謀と言われそうですが、行けるとこまで行って、次回伸ばしていけばいいかなと。月二ぐらいで、何回か歩けばなんとかなると思っているのですが、・・・。


近ごろお気に入りの一句(Xエックスから抜粋)

8月3日
青涼し紫涼し栞紐           西村麒麟  「鷗」
本の栞紐、文庫本ではとっくに廃止されましたが。

8月1日
キャンプの火囲みて誰ももの言はず   村上鞆彦  「遅日の岸」
火の前では静かになりますね。

7月31日
用もなきチラシをながめ琵琶をむく   吉村昭   「炎天」

当方の好きな小説家です。
亡くなってからしばらく経っていますが、今でも多数の歴史小説が書店に置かれています。「三陸海岸大津波」(文春文庫)という作品があります。東日本大震災のときは、すでに亡くなっていましたが、もし生きていたら、取材をして作品化したと思います。

7月28日
大切な皿は使わず遠花火        池田澄子  「月と書く」

7月27日
口紅の転がっているヨットかな     折勝家鴨  「ログインパスワード」

当方には日活映画の予告編に見えるのですが、と言ったら怒られるか。
石原裕次郎、浅丘ルリ子。

7月28日
日傘たたむ走ってきたことは言わず   池田澄子  「拝復」


新千円札



当方のところにはしばらく来ないだろうと思っていましたが、駅でPASMO入金のおつりの中に一枚入っていました。
確かに数字が大きい。

当方などは千円玉を作ればと思っている口ですが、とりあえず、保管しておくことに。

当方が上京した昭和44年、百円札は上野駅周辺だけで流通している、という感じでしたね。





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南風メール句会

2024-07-27 18:58:04 | 俳句
メール句会に過去二つ参加してみたが、この句会が最も良い句会と思う。
三句投句、当季雑詠(季節に合っていれば題材自由)、選句は六句(特選1、並選5、点数は特選も並選も同じ一点)、他に予選がある。(数は任意だが、点はつかない)
しかし、この予選に当方の重大な勘違いがあった。

予選は点数的には0点なので、選者の個人的なチェックで、特に意味はないと思っていたのです。
特選、並選を選んだあと、なぜ消さないのか、ぐらいに思っていましたが、実は、意味があることだったのです。


三句投句したはずだが、句会結果公開を見ると一句しかない? ん、二句消えているのはなぜなのか。

世話人の方に尋ねた結果、特選、並選は一点、予選、選外は同じ0点だが、誰も予選をつけない句は結果公開の時点で消えてしまうシステムとのこと。

つまり、三句中、二句は予選も含めて、誰にも選ばれなかったということなのでした。

参加者は、83人なので、83人中、一人だけ一句選んでくれたのです。
なかなか厳しい結果でした。
一句消えている人は26人、当方のように二句消えている人は7人でした。

三句とも消えることも十分あり得ることが、よくわかりました。
人に読んでもらっての俳句ですから、まぁ、続けていくしかないとしか言えませんね。


トマト、まぁまぁの出来。


近ごろお気に入りの一句

7月25日
切る前の西瓜を洗う掌のよろこび   池田澄子   「拝復」

7月21日
はつなつの海へ海へと乗換へる    矢野玲奈   「森を離れて」

7月18日
停留所まで豆腐屋の打水は      佐藤文香   「新撰21」

確かに、豆腐屋はバス停留所の近くにあることが多い。というか、豆腐屋のそばにバス停ができたということか。

7月17日
鬼灯のはちきれさうな恋日和     矢野玲奈   「新撰21」

7月16日
打水に誘はれて入る珈琲館      津川絵理子   「和音」



ひょうたん植えました。千成です。今のところ、順調。

手前のじゃがいも、掘り残しが出てきました。虫食いもあるし、小さすぎて食べるには手間がかかりすぎです。

ごみとして出してもいいのですが、雑草も含めて、当方の畑から出たものは、すべて堆肥にもどしているのです。

小さく切って、生ゴミ堆肥に混ぜるしかないのです。放っておくと秋に芽が出てきますが、種いもが小さいと枝葉も小さいまま終わってしまうのです。
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X エックス(旧ツイッター)

2024-07-16 11:20:08 | 俳句
エックスに、「近ごろお気に入りの一句 よたむよオッケー」名で、ほぼ毎日一句投稿しています。当方にしては珍しく一年半ぐらい続いています。
俳句について当方の感想まで書こうとすると、続かないと思うので、俳句と作者名、句集名だけの投稿がほとんどです。

なかなかこちらのブログ更新ができないので、「近ごろお気に入りの一句」中心にすることに。


近ごろお気に入りの一句

7月15日
帰省午後庭掃きはじむすぐをへぬ    藤田哲史   句集「新撰21」

家にいるときは庭掃除など、しなかったでしょうが。

7月14日
短夜の送別会は焼肉屋         矢野玲奈   句集「森を離れて」

季語「短夜」夏です。どのような送別会なのか、わかりませんが、「焼肉屋」に若さと明るさが出ていて佳い句だと思いましたね。

熱帯夜母校の話になり黙る    北大路翼    句集「見えない傷」

母校もいろいろですが、最終学歴とは限らないか?
学校にいい思い出がない、それはなぜなのか、今も考えることがある。

一般的に句集は、一部の例外を除き、書店には置いてない(売れないから)のですが、「見えない傷」は、その例外で、置いてある書店がけっこうあります。

7月13日
行き合へば墓参済ませてきたところ       斉藤志歩   「水と茶」

遠くに住んでいて、普段会うことのない人に墓参の帰りに出会った。わたしはもう墓参りを済ませてきたところです、といった俳句でしょうか。
まぁ、俳句ですから、どっちがこれからなのかは、わかりません。


インゲン豆


よく通る道端の山百合

当方にも「山百合の鉢植え」があったのですが、球根の保存に失敗、消滅です。
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6級の壁

2024-06-29 08:25:04 | 囲碁

実生のイチョウ。
近所の公園で拾ってきた銀杏が芽を出したもの、三年目です。

当節囲碁事情。
なんとか7級を維持しているので、対局相手は6級7級8級の人ですが、6級の人にはほとんど勝てない。
定石(序盤のパターン)を覚えなくては勝てるようにはならないのですが、なかなか身につかないのです。

趣味と思っていることが、実はストレス、では変ですね。

勝敗にかかわらず、「囲碁を楽しむ」には、やはり、インターネット囲碁ではなく、碁会所で生身の人間と打って、会話を楽しみ、バランスをとるべきなのかな・・・。

去年の夏、八王子囲碁将棋センターへ一度行きましたが、その後ご無沙汰。
ほかにも、ごちゃごちゃやっているので。


囲碁将棋に限らずでしょうが、プロのメンタルは凄いなと思います。
アマチュアはプロの裾野、プロにもタイトル保持者の裾野はあるわけですから。

将棋の藤井七冠、一冠取ったのが、同年齢の伊藤くんというところが素晴らしい。
当方は、藤井八冠を崩すのは、「将棋の渡辺くん」、渡辺元四冠だろうと思っていましたが、これが「世代」というものでしょうか。
「世代」の幅は、何年ぐらいか、当方の考えでは、前後5年ぐらいかなと思いますが。

いくつになっても、世代は世代、家でひとりでごちゃごちゃしているのではなく、外に出なければ、と思っているのですが。「が」が多い、このごろです。


ニラ、伸びました。一回切って二回目。


あじさい、今年は上出来です。去年、枝葉を大きく切って短くしておいたのが良かったようです。

近ごろお気に入りの一句

仲見世を抜けていよいよ暑さ増す      矢野玲奈

浅草寺のもうもうとしたお線香の煙を浴びるのでしょうね。
当方はよけて通ります。

日盛りや墓群の上の沖の線         村上鞆彦

旧盆の墓参りでしょうか。「沖の線」一流の俳人です。
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7級

2024-06-18 19:19:14 | 俳句

日本棋院インターネット囲碁の画面

五ヶ月ぶりに7級です。昨年末に7級になって、定着できるかと思い、勝敗数をリセットしたのですが、その後低迷、11級まで下がり、なんとか戻ってきましたが、まだ負け越しています。
一瞬、6級になりましたが、すぐ押し戻されました。

当方(よたむ)の下の「天真堂」さん、この人は自分の対局数を一度もリセットしていないと思われます。25788勝26328敗、合計対局数52116。
一日一局の場合、365で割ると142、78、四捨五入で143年、こんなことはあるわけない、一日十局だと、14年という計算になります。

しかし、どんなことでも毎日というのは難しい。

当方は、一日5、6局ぐらいが限界ですね。しかも負けが込むと、嫌気が差して数日やめてしまいます。囲碁は「君子の遊び」と聞いたことがありますが、当方は、ほど遠い囲碁態度なのです。



揚羽蝶、レモンに卵を産み付けようとしています。


近ごろお気に入りの一句

バスケットボールときどき蟬混じる      阪西敦子

中学校か高校か、体育館のバスケットボール部の練習でしょうか。ボールの床を打つ音に、ときどき蟬の声が混じる。
究極の俳句です。

空豆の皮ていねいに皮の上          阪西敦子

そら豆の厚い皮は、食べながらもなぜか、積み上げたくなりますね。

するすると人抜けて来しソーダ水       阪西敦子

郊外によくある、だだっ広い食堂のテーブル、人のあいだをすり抜けて、ソーダ水を運んできた、と読みましたが。
まぁ、郊外ではなく、都心のスマートな店でしょうが。

作者の阪西敦子さんは、四十代半ばの俳人ですが、六歳ぐらいから俳句をつくり、「ホトトギス」に投句している人です。

凄い人です。
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近ごろは

2024-05-24 21:21:21 | 俳句
油絵は、難し過ぎるので、やめて、色鉛筆絵画教室に鞍替えです。


第一作、いちご。



色鉛筆ですが、水彩色鉛筆というもので、色鉛筆で描いて、水筆で溶かし、乾かし、また色鉛筆で塗り重ねることを繰り返していくものでした。
水彩絵の具が色鉛筆の芯になっているので、描きやすいというか、扱いやすいということらしいです。


日々草

当方の郵便受けの前の小さな花壇からこぼれたタネが路上で発芽したものです。

近ごろお気に入りの一句

憎らしき昭和懐かし蜜柑に種     池田澄子
道白き新興住宅地のツツジ      池田澄子
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三月尽

2024-03-31 17:55:24 | 俳句

ほぼ花は終わって、だいぶ、くたびれてきましたが、シクラメンです。
実が付きましたので、種から育ててみようと思います。
本体は水やりを止めて、枯れたら球根を取り出して置き、冬を待って、植え替えればいいようです。
うまくいくかどうかですが。

三月尽、俳句用語で、「三月も終わりだなぁ」という感じでしょうか。
もう縁がなくなってしまいましたが、年度変わりでもあります。

先日、いつものコンビニへ行ったら、入口の前にチョコンと車が止まっていたのです。「ん、・・・」入口の前は、横断歩道のように、白線が横に何本か引いてあるのは、どこでも同じでしょう。
「ん、・・・、そうか、高齢者が止めたのか、」と思い、店内に入ると、70代か80ぐらいにも見える人がコピー機を操作していました。
若い人であれば、相当ずうずうしい人でも、入口の真ん前には駐車しないでしょう。
「うむ、これが第一歩なんだな。」と一人納得してしまいましたね。
入口の真ん前には横断歩道風に、白線が何本か横に引いてあるのが見えないのか、意識にないのでしょうね。「ここが空いてる」としか思わないのでしょう。
次の段階に進むと、「ブレーキとアクセルを踏み違える、」というか、その意識もなくブレーキのつもりでアクセルを踏んでコンビニの入口へ突っ込んでしまう」のでしょうね。
高齢者の車がコンビニの外壁に衝突ではなく、店内に突っ込んでしまうわけがわかりましたね。

事故は確率と言いますが、その昔「山と渓谷」という雑誌で、「エベレスト登山の死亡率は2パーセント」という記事を読んだことがありました。

最近、この2パーセントのことを考えるようになりました。一人の人が50回エベレストに登った場合、一回目か五十回目か、わかりませんが、五十回の登山のどこかで確実に死亡するということですね。

能登半島の地震でのボランティア活動でも報道によく登場する、登山家の野口健さんが、ヒマラヤはゴミだらけなので、清掃活動をしていると言うテレビ番組を見たことがあります。

ヒマラヤ登山で、登頂が成功して下山となったら、安全な場所へ戻るために不要なものは放棄してしまうのは、身体保全本能でしょうね。

当方がよく行っていた丹沢でも、うん10年前は、登山道のあちこちにゴミが、散乱とまでは言わないが、ありましたね。

衣食足りて礼節を知る、まぁ、今の生活のほうがいいということです。



近ごろお気に入りの一句

歌声のほしき八十八夜かな         矢野誠一
♪夏も近づく八十八夜

時徐々にはつか輝く櫻かな         島田牙城
この櫻は、山桜?


たまの一句
団塊も団地も余生となりにけり       今日水
あんドーナツ手にパソコンの碁打ちかな   今日水
当方の囲碁は、ほぼパソコンですが。

こんな記事を見ました

AI囲碁ロボット

「人工知能(AI)搭載、価格は税込み16万5000円・・・ミリ単位の精度で動く機械アームが実際の碁盤上に碁石を起き、人と対面形式で対局が楽しめる家庭用ロボット・・・
カメラで碁石を確認し、AIが判断した位置に碁石を置いていく。強さは初心者からプロ向けまで24段階でレベルを設定することができ、自分にあったレベルで棋力を向上させることができる。 インターネットに接続しなくても対局でき、対局後には棋譜が生成され専用アプリで一手ごとに振り返ることも可能・・・。」

いろいろな「碁会所」で導入しているそうです。最近は「囲碁サロン」と称しているようですが。

ちなみに、この囲碁ロボットは中国製だそうです。
囲碁の家庭教師的位置づけでしょう。
囲碁は、中国の子どもの習い事、三位らしいです。
琴棋書画の本家ですから。
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酸度計

2024-02-27 09:33:35 | 俳句
じゃがいも植え付けの時期になりました。


畑の土の酸度を測定するものです。

じゃがいもは、ほぼ毎年作っていますが、うまく作れていません。
個数、大きさは、そこそこですが、瘡痂病 (そうか病)に悩まされているのです。じゃがいもの皮に瘡蓋のようなものができるのです。有毒ではないので、食用には支障がないのですが、見た目がよくない。
誰かに差し上げるにしても、説明はしますが、貰った方は、「ん・・・」と思うでしょうね。

今年はがんばってきれいな肌のいもを作ろうと、酸度計を購入、ほぼ4000円、家庭菜園用器材としては高額です。
そうか病の原因として挙げられるのは、土の酸度と肥料のやり過ぎだそうなので、酸度を計ってみようと思ったのです。
日本の土は酸性土なので、畑に石灰(アルカリ性)を入れて野菜を栽培することが多いのですが、じゃがいもは違うようです。

植物の生育には時間がかかるのです。古代中国の農民に苗の生長を促そうとして茎を引っ張った人がいたという笑い話(助長)がありますが、現代日本には、早く育てようとして、しょっちゅう肥料を与える当方のような家庭菜園者がわんさかいるのです。

さて、うまくできるかどうか、答えは早くて六月中旬です。

近ごろお気に入りの一句

春の雲平家の旗のやうに焼け      島田牙城
普通に読めば、夕焼けでしょうが、景色としては、朝焼けにありそうですね。

いつまでも遠きところや春渚      北大路翼
「春渚」、穏やかな陽光の渚、誰もが行きたいところでしょうが、作者にとっては「遠きところ」、自分はそっちには行けない。
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危ない

2024-02-19 16:28:25 | 俳句
 近所のコンビニへ自転車で、歩いても数分の距離なんですが、だいたい自転車で行くのです。帰りに当方の家方向に曲がる交差点で信号待ち、青になったので、ハンドルを左に曲げて、さあ行こうとしたら、後ろから「あー!!!」と言う声が!追突されるなと思って動きを停止したら、当方の自転車の前かごに接触して数メートル先に幼児乗せ用の自転車が停車、こちらを振り向いたが、当方が倒れていないのを見て、「まっ、いっか」という感じで何も言わず、逃げて行きました。まぁ、向こうは、「逃げる」という意識はなかったと思いますが。

追いかけようかと思いましたが、長い下り道なので、やめときました。

自転車にもナンバーが必要だと思いましたね。
自転車と言えども、乗っている人を含めて、何十キロかの物体がスピードをもって衝突してくるわけですから。

以前住んでいた相模原の家の近所、北里通りの交差点付近には、自転車事故情報提供を求める警察署の立て看板がよく設置されていました。大学生や高校生の自転車通学路になっていたのです。
大学生や高校生が事故に関連しているとは限りませんが、一定の時間帯に自転車通行量が多いということです。

事故は確率という報道を何かで見たような気がします。
宝くじの一等に当たる確率と、自転車事故で負傷する確率はどっちが高いのか?などと、妙なことを考えてしまいましたね(笑)。

春一番
 
当方の春一番は蝶です。
いつもの、八王子みなみ野駅そばのホームセンター、蝶を発見。
どこかで越冬したのでしょう。


近ごろお気に入りの一句

鉛筆を置いて木の音春の暮れ      村上鞆彦

そら豆のやうなる月へ歩くかな     太田うさぎ

当方も一句
浮かびたる三日月眺め山の道

丹沢大倉尾根は道幅も広く、ほぼ上り一直線に近いので、夜でも歩けるのです。
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旧暦の元旦

2024-02-11 10:04:15 | 俳句
二月十日は、旧暦の元旦とのことです。
この辺が本来の正月だということは、暖冬でなくてもわかるような気がします。
二月初め頃が一番寒いのは例年ですが、一月前に比べて、日差しが違いますね。寒くても春に向かっていることがよくわかります。

当方の初詣は、気が向けば、近くへ、程度ですが、高幡不動は初めてなので、行ってみました。一月四日、一応松の内でした。


高幡不動五重塔


新撰組副長、土方歳三の菩提寺だそうです。


俳人だったという住職の句碑
鳴り止まぬ塔の風鐸天の川   祐勝



近ごろお気に入りの一句

足跡のあをく続きし別れ雪      藤原暢子
雪山の風景、雪原に点々と延びている先行者の深い足跡の中が「あをく」見えるのです。分岐点に来たが、自分はそっちには行かない。

当方も、冬の丹沢に行ってましたが・・・。


江ノ島を駆け巡るなり猫の恋     西村麒麟
江ノ島神社参道は、急坂です。土産物店街を過ぎると、旅宿や一般住宅があります。その辺の春景色でしょうか。

作者の西村さんは、俳句結社「麒麟」の主宰、江戸時代ならば、「宗匠」です。
その西村さんが、「麒麟」冬号に、こんなことを書いています。
以下抜粋
・俳句の勉強法
①人の俳句を読むこと、俳句を作ること。
②句会に出ること。

・上達しにくい人の傾向・・・「他者に興味がない人」

これを当方に当てはめると、句集は読んでいるが、俳句はなかなか作れない。
したがって、句会には出られない、上達しにくい人です。
しかし、「他者に興味がない人」とは?、考えましたよ。
他者とは、句集を出すような俳人ではなく、俳句雑誌でいうと、特選や入選には選ばれるわけではない、ふつーの俳句作者と考えれば、納得ですね。
たしかに、雑誌の特選や入選、天地人などは読むが、その他大勢の俳句欄はほとんど読んでいない。図星でしたね。
他者が何を題材に句作しているのかを知りなさいよ、と言われているのでした。

一句思いつきました。
たまの一句
雪掻きを隙間から見る春の朝     今日水
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旧暦カレンダー

2024-01-21 13:59:42 | 俳句
今年は当方も俳人見習いとして、旧暦を意識して暮らしてみようと思います。


二十四節気七十二候歳時記カレンダー

二十四節気の大寒、20日から二週間が大寒です。
しかし、旧暦ではまだ十二月十日なんですね。

大寒の最終日、2月3日が節分、次の節気の立春の前の日です。

カレンダーを見ると、旧暦の元旦は、なんと2月10日ということです。

年の内に春は来にけりひととせを去年とやいはむ今年とやいはむ
古今和歌集、在原元方

うむ、当方も同じ気分になってきましたね。

立春を検索

「今の暦で立春は2月4日頃です。一方、陰暦では12月後半から1月前半です。」とありました。

うむ、なるほど。
今の暦は、4年毎に2月29日があるので、2月4日頃、これは当方でもわかる。
しかし、陰暦の幅は?

陰暦の一年は354日なので、数年ごとに閏月を設定して調整いたのでこうなるようです。

陰暦のもとになった貞享暦は、1684年、渋川春海が作ったものだそうで、この功績により、幕府天文方に任命されたそうです。
渋川春海は、当方が趣味とする囲碁の江戸時代の家元、二代目安井算哲。天文方になったことで、囲碁界を引退して、暦の研究に専念したそうです。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出たのは、1689年ですから、芭蕉も貞享暦を使っていたわけです。

当方の囲碁事情
7級になって、よし、と思っていたら、たちまち負けが込んで、只今10級になってしまいました。二月三月をかけて、6級に踏み込むのを目標としましょう。


近ごろお気に入りの一句

球場を出てくる春のホルンかな        田中裕明

球場を出てくる?
春の選抜高校野球、地方予選の開会式か。吹奏楽の行進曲が球場の外にまで聞こえてくる。
と読めばいいかなと。

春寒のさても小さき四番打者         田中裕明
小学生の野球でしょうか。

霜柱きらきらきらとあれは声         高野ムツオ
当方の一本畝畑にも、きらきらした霜柱を見ないうちに春になりそうです。
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土作り

2024-01-09 11:35:05 | 俳句

当方の一本畝畑の現状

土作りと言えば聞こえがいいが、発酵した生ゴミを埋めて堆肥化しているところです。ときどき簡単に耕したり水を撒いたりします。
発酵した生ゴミの堆肥化には水と酸素が必要なのです。


当方の愛読書、二十年ぐらい前に買ったもので、ときどき思い出してパラパラとめくっています。


図解が多いので、読みやすいが、内容理解となると、ん?ですが、なんとなくわかった気分程度で、いいかなと。


絹さや、プランターで冬越しのつもりでしたが、暖冬のせいか、花がつきました。


絹さやの花、絹さや全体が小さいので実にはならないと思いますが。



鷹の爪収穫



続、鷹の爪
ピーマン、シシトウ、唐辛子類は、本来は多年草だということをネットで知りました。で、枝を切って冬越しさせてみようと思いましたね。


近ごろお気に入りの一句
七草に時間のごとき塩をふる       北大路翼
七草粥に塩をふりながら、来し方行く末を思う、と読めばいいのかなと。

悴んで電車が行ったばかりなり      北大路翼
冬です。
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令和6年

2024-01-04 17:18:32 | 俳句
元号か、西暦か、近ごろは西暦のほうがいいかなと思うようになりました。
令和六年、2024年、明けましておめでとうございます。



図書館でなにげに手に取った本です。著者による偉人の人選がおもしろい。
日本史に登場するというか、歴史にその名が残っている人です。

例を挙げると、人麻呂、憶良、千利休、・・・石川五右衛門、鼠小僧、清水次郎長、小野小町、川島芳子など。
辞世の句よりも、それぞれの人の略歴が興味深いのです。

当方の趣味とする囲碁界では、本因坊算砂。
信長、秀𠮷、家康に五子(囲碁のハンディ5、上手も下手もそれなりに楽しめる手合いとされています)で打ったと伝えられています。

家康が幕府を開いたときに、呼ばれて江戸に行きます。
徳川幕府の初代碁所、将棋所に就任。以後、将軍の前でお城碁、お城将棋が毎年おこなわれます。
現代囲碁将棋は、この人から始まったと言っても過言ではありません。

当方の囲碁事情
日本棋院インターネット囲碁、なんとか、7級まできています。三ヶ月毎に一級上がりたいが、ほぼ不可能でしょう。
碁を打つ人には笑われるレベルの発言です。


門松は冥土の旅の一里塚・・・と言った一休さんも取り上げられています。
冥土の旅といいながら、一休さんは88歳まで生き、「死にとうない」と言って亡くなったそうです。


近ごろお気に入りの一句

初詣迎車するりと来たりけり      松本てふこ
隧道に雨の匂へる二日かな       松本てふこ
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教会のつめたき椅子を拭く仕事     田中裕明
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掘り出し物

2023-12-24 12:12:26 | 俳句
八王子市立図書館の廃棄本、図書館の入口に置いてあり、欲しい人は持って行ってくださいという企画があったので、二冊いただき。
当方にとっては、掘り出し物ですが。



台湾民主化の立役者、この方が急速に台湾民主化を進めたことは世界中のみなさんご存じでしょう。




吉行和子、芥川賞作家の吉行淳之介の妹、母はNHK連続テレビ小説「あぐり」のモデル、吉行あぐり、妹の吉行理恵も詩人、芥川賞作家なのです。

この二冊を見たときは、図書館のカウンターに、廃棄するなと言いに行こうかと思いましたが。

何らかの機械的な理由で廃棄本を決めているのでしょうが、最終チェックをする役目の人がいそうなものですが。
うむ、いないでしょうね。




こちらは、当方ご贔屓の漫画「将棋の渡辺くん」の主人公、渡辺明九段の色紙です。X(旧ツイッター)で見つけたものです。
漫画「将棋の渡辺くん」の作者、伊奈めぐみさんと渡辺明九段は実の夫婦だそうです。


近ごろお気に入りの一句

おでん屋のあたりまで君居たやうな     西村麒麟

雪沓もをとめのものでありにけり      田中裕明

カレンダーの絵? 赤い頭巾に黄色のちゃんちゃんこ、ゆきぐつの飾りも、というところでしょうか。

茶の花の雨をたづねよ高野山        田中裕明

うとうととすれば雪降るバスの旅      北大路翼
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