山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

霞沢岳(その7)

2012-11-15 | 北アルプス
穂高岳連峰

右が前穂高岳、左奥が奥穂高岳、その左の双耳峰がジャンダルムです。
これらを総称して穂高岳連峰と呼んでいます。
大きな沢は岳沢で、両方の沢が合わさったあたりに見えるのが、
岳沢ヒュッテです。

雪崩で崩落し、しばらくそのままでしたが、新しく建てられたので
昨年上高地から登って泊まりに行きました。
宿泊小屋はプレハブで、営業終了と同時に解体します。



西穂高山荘

手前の尾根のやや右に小屋が見えます。
西穂高山荘です。
その奥には笠ヶ岳が見えるハズですが、生憎と雲がかかっていて
姿が見えませんでした。


上高地

歩いている右下に上高地が見えてきました。
手前の赤い屋根は帝国ホテル、その奥の梓川に沿って清水屋や温泉ホテル
が建ち並んでいます。


稜線(1)

K2に向かう稜線です。
登山道にはハイマツがびっしり生えていました。



岩稜

手前に大きな岩稜が見えます。
岩登りをやる人には魅力があるところです。
但し、ここは登ることができません。


崩落

大きくガレています。
登山道はこの右に沿ってついています。
強風や雨の時には歩きたくないところです。


K1

途中で振り返って見ました。
正面のピラミッドの山が先ほどまでいたK1です。
そのやや右奥の平らな山が蝶ヶ岳です。

笠ヶ岳

突然、雲が切れて笠ヶ岳が姿をみせてくれました。
正面奥の尖った山が笠ヶ岳です。
そのすぐ右の鞍部に山荘があります。
この小屋にも泊まったことがありますが、2段ベッドの快適な
小屋でした。
このあと、笠ヶ岳はすぐに雲に隠れてしまいました。

焼岳(1)

焼岳の全貌です。
上高地のかっぱ橋からも眺められますが、上から眺める
姿はまったく別の山に見えます。
噴火による溶岩流の跡が何本も引っ掻き傷のようです。
頂上の右に白く噴煙がでていました。


稜線(2)

K2には特に表示がありませんでした。
霞沢岳に向かう稜線です。
登山道の近くまでハイマツがビッシリと生えていました。


ナナカマドの実

ナナカマドの実が凍結乾燥されていて美味しそうでした。
ここまで鳥も食べにこないようです。


コケモモの実

こちらはコケモモの実です。
たくさんあればシャムにして食べることもできます。
これはまだ固くて、もっと真っ赤にならないと食べられません。


焼岳(2)

焼岳の頂上をズーミングしてみました。
頂上付近の右に白い噴煙がわかるでしょうか?
この山も上高地から登ることができますが、噴煙があるところは
立ち入り禁止です。


ヤマハハコ

ヤマハハコの花もすっかりドライフラワーになっています。
夏山ではたくさん楽しませてくれました。



霞沢岳の頂上(1)

霞沢岳の頂上に到着しました。
小屋を出発してから、約5時間の歩きでした。
標高2646m、360°の展望が楽しめました。


霞沢岳の頂上(2)

頂上全体はあまり広くありません。
ここでランチでした。
20分くらい展望を楽しんでから、引き返すことにしました。



霞沢岳(その6)

2012-11-14 | 北アルプス
ナナカマド

ナナカマドの紅葉です。
七回カマドに焼べても燃え尽きないといわれている
強い木です。


ダケカンバ

ダケカンバが青空に大きく背伸びしていました。
思わず私も背伸びしました。



登山道(1)

ここからかなり急な登りです。
夏はお花畑になるようです。
たくさんの花が枯れていました。


霞沢岳(1)

木の間から覗いてみました。
正面奥に見えるピークが霞沢岳です。


前穂高岳

右の前穂高岳から奥穂高岳までの稜線もよく見えます。
左にジャンダルム、天狗と続いています。


霞沢岳(2)

右の木に少し隠れていますが、K1ピークです。
その左がK2ピーク、一番左が霞沢岳です。
この3つが同時に見られる場所がなかなかありませんでした。


梓川

下は上高地の方向です。
梓川が白く光っていました。


K1

K1のピークが姿を現しました。
ここから少し下って更に登り返すようです。
登山道が頂上に向かって真っすぐ延びています。


常念岳

正面奥が常念岳、その右の稜線をたどると蝶ヶ岳です。
常念から左は大天井岳、燕岳と続いています。


K1の頂上

急な登りを終えてK1の頂上に着きました。
ここは標高2390mです。
小屋を出発してから約4時間の歩きでした。


焼岳

正面奥に焼岳が姿を見せています。
ここから眺める焼岳は大きく見えます。


稜線

これから向かう稜線です。
右がK2、左が目的の霞沢岳です。



パノラマ(1)

左の霞沢岳を入れてパノラマで撮ってみました。
ここからの展望は素晴らしかったです。


パノラマ(2)

今度はもっと右を撮ってみました。
一番左が焼岳、右奥に前穂と奥穂、一番右が常念岳です。
しばらく展望を楽しみました。


霞沢岳(その5)

2012-11-13 | 北アルプス
南アルプス

少し登ると展望のよいところがありました。
南アルプスが雲海に浮かんでいます。
左の尖った山が甲斐駒ケ岳、その左にうっすらと富士山が見えます。
正面奥のコブのような山は北岳です。
日本で1番高い山と2番目に高い山が同時に眺められました。


八ヶ岳

正面の山の奥には八ヶ岳が見えます。
今年も赤岳に登ることができました。
冬の八ヶ岳もなかなか楽しめる山です。

登山道

静かなシラビソの中の登山道です。
登山道もよく踏まれていました。

乗鞍と御嶽山

展望が開けてきました。
正面のどっしりした山が乗鞍岳です。
その左に浮かんでいるのが木曽の御嶽山です。

御嶽山

御嶽山をズーミングして見ました。
七合目までロープウエイで行けますから、比較的登りやすい山です。
標高3000m以上の山ですから、今頃は雪が積もっていると思います。




小さな池がありました。
少し薄氷が張っているようです。

薄氷

表面に氷が幾何学模様を描いています。
帰りには溶けているのではないでしょうか?


紅葉

山肌に紅葉が見えます。
黄色と緑の中に赤がよく映えていました。


霞沢(1)

この沢が霞沢です。
なかなか大きな沢のようです。


P2

2つ目のピークに着きました。
ジャンクションピークから約10分でした。


P3

3つ目のピークです。
ここも気がつかなと通り過ぎてしまいそうなところでした。


P4

4番目のピークです。
霞沢岳まではまだ大きなピークを2つ越えなければ
なりません。


霞沢岳

歩いている左側の樹林帯の間から尾根が見えます。
右のコブがK2、一番左が目的の霞沢岳です。
K1がK2の右にあるのですが、ここからは見えませんでした。
まだ、3時間くらいかかりそうです。


霞沢(2)

左には大きな霞沢が見えています。
この沢の奥に島々があります。
ここから見ると深い沢だということがよくわかります。


霞沢岳(その4)

2012-11-12 | 北アルプス
昨日、無事に雲取山から帰ってきました。
三峯神社の紅葉がきれいでした。

夜明け

一夜明けました。
朝日は左の山影から登ってくるようです。
この日の気温はマイナス4℃でした。
水溜りには氷が張っていました。

穂高岳(1)

穂高が少しずつ赤くなってきました。
一番右の尖った山が前穂高岳です。
その左に奥穂高岳、双耳峰がジャンダルム、大きく下って
やや平らな山が天狗岳です。


穂高岳(2)

西穂高から西穂高山荘までの稜線です。
一番左に西穂高山荘が見えます。
その右に頭を出しているのが、笠ヶ岳です。


峠の宿

少し角度を変えて見ました。
以前はランプだけの宿でしたが、現在は発電機で
電気を起こしていました。

朝食メニュー

朝食メニューです。
料理は品数も多く、美味しかったです。
6時朝食、6時35分出発です。


太陽

外に出ると、かなり太陽が昇っていました。
この日も天気はよさそうです。


穂高岳(3)

穂高岳に朝日が差してきました。
前穂からの稜線が素晴らしいです。


穂高岳(4)

更に左に振ってみます。
右の天狗から左に向かって間ノ岳、西穂高岳と続いています。


登山道(1)

テント場の横から登山道に入りました。
このコースを歩く登山者は少ないようで、静かな歩きが
楽しめそうです。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナの実が輝いています。
美味しそうですが、食べられません。


コガネイチゴ

コガネイチゴです。
春に白い花を咲かせます。
この実は食べることができます。

前穂高岳

前穂高岳が全容を現しました。
正面奥が奥穂高岳、その左がジャンダルムです。


常念岳

前穂から右の方向です。
正面のやや高い山が常念岳です。


シモバシラ

登山道にはシモバシラができていました。
夜中にはかなり気温が低くなったようです。


登山道(2)

登山道もすっかり凍りついていました。
ストックが利きませんでした。


ジャンクションピーク

最初のピークに到着しました。
小屋をでてから、約1時間でした。
ここは標高2428mです。
峠が標高2140mですから、288m登ってきました。
霞沢岳までは幾つかのピークを越えて行かなければ
なりません。
これからが楽しみです。




霞沢岳(その3)

2012-11-11 | 北アルプス
青空

空を見上げると青空がでていました。
雨の心配はなさそうです。

標識

歩き出した島々から13.2キロ、徳本峠まで2.8キロとあります。
合計するとこの日の道程は16キロになります。

紅葉(1)

紅葉がきれいです。
紅葉は赤だけでなく黄色もあるとよく映えます。


紅葉(2)

沢に沿って奥まで続いています。
この沢は枯れていました。


トチノキ(1)

トチノキの葉っぱです。
トチノキは黄色く色付きます。


トチノキ(2)

大きなトチノキです。
実も落ちていましたが、ほとんど空っぽでした。
クマでも食べたようです。

紅葉(3)

ここでは黄色がよく目立っていました。
風もなくそれほど寒くはありませんでした。


ちから水

奥にちょろちょろと流れているのが、ちから水です。
先客として5リットルのポリタンを持った登山者がいました。
約15分ほど待たされました。


紅葉(4)

赤いモミジがありました。
左下の葉っぱはオオカメノキの葉です。


登山道

やや平らな登山道にでました。
山はこんなところばかりではありません。



ガス

ガスが湧いてきました。
もうすぐ徳本(とくごう)峠です。


峠の宿

小屋に着きました。
島々を歩き出して約9時間の歩程でした。
以前きた時には手前の小屋しかありませんでした。
いつの間にか奥に新館ができていました。
あとで聞いたら、3年前にできたそうです。


徳本(とくごう)峠

この標識は昔からありました。
ここは標高2140mです。


テント場

小屋の横にテント場があります。
霞沢岳に向かうにはこのテント場から入って行きます。

小屋

横からみた小屋です。
入口は旧館と新館の間にあります。

受付

入口の受付です。
ここはすべて予約制です。
従って定員(約30名)以外は受け付けません。
ガラス戸の奥は厨房になっています。


室内(1)

新館の寝室です。
少し高くなっていて、踏み台で上り下りします。
布団は羽毛でフカフカでした。

室内(2)

反対側の寝室です。
この右奥がトイレになっているので、夜中に起きる人は
頭を踏まないよう気をつけなければなりません。


食堂

食堂兼談話室です。
夕食まではここで歓談できます。

トイレ

奥の建物がトイレです。
ここには水がないので、雨水を直接タンクに貯めて使って
います。
飲み水は有料で、1リットル¥200でした。
この日も満室で、我々は旧館の屋根裏部屋が与えられました。







霞沢岳(その2)

2012-11-10 | 北アルプス
沢(1)

ここも大きな滝のような流れです。
夏は涼しそうです。

登山道(1)

長い木道が続きます。
この先は工事をしているようです。

キノコ

倒れて朽ちた木にビッシリとコケが生えていました。
その間からキノコが顔を出しています。
食べられそうなキノコでした。

沢(2)

再び沢に沿って歩きます。
緩やかな傾斜で登っているようです。


橋(1)

まだ新しい橋でした。
架けてくれた人に感謝です。

ワサビ沢

この奥でワサビが取れたようです。
その面影はありませんでした。


岩魚留橋

岩魚留橋と書いてあります。
この奥に小屋が見えます。


沢(3)

このあたりで岩魚も遡上を諦めたようです。
水はきれいに澄んでいました。


ヤマブドウ

ヤマブドウが生い茂っていました。
探してみましたが、実はありませんでした。



岩魚留小屋

現在は営業していません。
ここで宿泊する人もいないようです。


紅葉

空がやっと明るくなって青空が見えました。
太陽の光で紅葉もキラキラと輝いていました。


橋(2)

こんな橋も幾つかありました。
濡れていて滑るので、水量が少ない時は下を渡ったほうが
安心です。


登山道(2)

このあたりは少し上りになっています。
他に歩いている人がいないので、静かな歩きができました。


登山道(3)

樹林帯の中の登山道です。
ブナの木が目立つようになってきました。
もう4時間くらい歩いています。
まだまだ峠は遠いようです。


※今日はこれから雲取山に行きます。
小屋に1泊して、明日の夜帰る予定です。
コメント欄は開けておきますが、お返事はできないと思います。
ご容赦ください。
なお、明日も予約更新しておきますので、ぜひご覧ください。

霞沢岳(その1)

2012-11-09 | 北アルプス
10月19日~21日まで霞沢岳に登ってきました。
その時のようすをご紹介します。

徳本(とくごう)峠バス停

18日、新宿発23:00の夜行バスで登山口まで
入りました。
バスは午前4時40分に島々に着きました。
ここで降りたのは2人だけでした。
今回は島々から古典的なルートを辿って徳本峠を目指します。


ガスった山

身支度を整え、5時丁度に出発しました。
薄暗い林道を歩きます。
山にはうっすらとガスがかかっていました。


ゲート

しばらくするとゲートがでてきました。
車は入れませんが、人間は入れます。


紅葉した山

少しずつ明るくなってきました。
山の上のほうは紅葉が始まっているようです。

メンバー

今回のメンバーは男性ばかり4名です。
横浜からの2名は車できて松本で前泊していました。
バス停で合流しました。


二俣

1時間45分で二俣に到着しました。
ここには発電所があります。
ここで朝食にしました。


登山道(1)

約30分の休息後、再び歩き出しました。
沢に沿った登山道が続きます。




橋が見えてきました。
昔は吊り橋だったようです。


島々谷川

この沢は島々谷川の南沢と呼ばれています。
まだ朝が早いので、ひんやりとした空気が流れていました。


ガレ場

途中、このようにガレている場所がありました。
大雨などで自然に崩落しているようです。


標識

徳本(とくごう)峠まで7.8キロと書いてあります。
まだまだ先は長いようです。


登山道(2)

このような登山道は濡れていて滑りやすいです。
特に落ち葉は気をつけたいです。


沢の流れ

滝のような流れの沢です。
水はかなり冷たそうでした。


登山道(3)

石がゴロゴロとした登山道です。
ここも慎重に歩きたいところです。


登山道(4)

何ヶ所もこのような木道がありました。
思っていたよりしっかりと踏まれていました。


登山道(5)

崩落した登山道です。
左にハシゴがありました。
このルートを歩く人は少ないようです。
徳本峠には上高地から入るのが一般的です。
今回は敢えてこのルートを選びました。

奥の細道・平泉(最終回)

2012-11-08 | 街道歩き
今回の奥の細道シリーズの最終回です。

高館義経堂

中尊寺をでて東に歩きます。
しばらくすると高館義経堂(たかだちぎけいどう)という
ところに着きました。
ここは義経終焉の地とされています。


芭蕉の句碑

石段を登ったところに芭蕉の句碑がありました。
「三代の栄耀一睡野中にして 大門の跡は一里こなたにあり・・・
国破れて山河あり 城春にして草青みたり・・・」


夏草や 兵どもが 夢の跡

眼下に広がる夏草が風に揺れるようすを眺めた芭蕉は、この地に散った
義経を思ってこの句を詠んだそうです。

北上川

高館から眺めた北上川です。
「♪匂い優しい白百合の・・・・♪」
私にはこの名曲が浮かびました。

束稲山

正面に見える山が束稲山(別名:東山)です。
山の頂上付近に「大」の字が見えます。
ここでも「大文字焼き」が行われるようです。

義経堂

高台の奥に「義経堂」がありました。
建物の中には義経公の木像が安置されています。
文治5年(1189)4月30日、頼朝の圧迫に耐えかねた秀衡公の子、
泰衡の急襲にあい、妻子と共にこの地で自害したと伝えられています。


稲の天日干し(1)

義経堂をあとにして、芭蕉が歩いたとされる道を探して
南に向かいました。
ここでも刈り取られた稲が天日干ししてありました。


稲の天日干し(2)

天日干しした稲の周囲の藁ゴミを集めて燃やしていました。
のどかな風景です。


発掘調査(1)

しばらく行くと、発掘調査している場所にでました。
作業しているのは近くの婦人が多いようです。


発掘調査(2)

穴を深く掘って地層を調べているようでした。
調査を担当している責任者らしき男性がいろいろと説明して
くれました。
地層によってでてくるものが違うそうです。



無量光院跡

すぐ近くでも発掘調査をしていました。
ここはかなり大掛かりなようでした。


説明文(1)

写真入りの説明文がありました。
かなり大きな建物があったようです。
CGの写真がかなりリアルでした。



金鶏山登山口

これから金鶏山の麓まで行きます。
この道路は平泉駅から中尊寺まで続いている道路です。


民家

右手に民家がありました。
茅葺き屋根をトタン板で囲ってあるようです。
玄関の庇が立派でした。



説明文(2)

金鶏山についての説明です。
黄金の鶏を埋めたという伝説があるそうですが、
見つからなかったようです。


お墓

小さなお墓がありました。
義経公の妻子のお墓だそうです。




説明文(3)

義経は30歳で自害したとあります。
この時、妻22歳、子供は4歳だったそうです。
この妻子の墓はもっと遠いところにあったようですが、
ここに移して供養しているようです。



平泉駅

義経妻子のお墓から約30分歩いて平泉の駅に着きました。
ここで今回の旅を解散しました。
このあとは自由行動です。
私は一の関から新幹線に乗って帰途に着きました。
2泊3日の旅でしたが、よい天気に恵まれた旅でした。

この奥の細道シリーズはまだまだ続きそうです。
次回は来春、山寺あたりを歩く予定です。

奥の細道・平泉(その3)

2012-11-07 | 街道歩き
奥の細道展

こんな案内板がありました。
奥の細道に関することが展示されているようです。


茅葺き屋根

茅葺き屋根の家がありました。
どうやらあの中でやっているようです。


内部(1)

入場料は¥100でした。
靴を脱いで上がってみました。
座敷のようなところに奥の細道に関する写真が
飾ってありました。


内部(2)

写真は特に順序通りに並べてありませんでした。
できればもう少し整理して欲しかったです。


内部(3)

福井の永平寺の写真もありました。
大垣が芭蕉の終焉の地とされています。
いずれこのシリーズの最後に歩く予定です。


中尊寺本堂

奥の細道展をでてしばらく歩くと「中尊寺本堂」が
ありました。
たくさんの参拝客がきていました。
ご本尊は阿弥陀如来だそうです。


金色堂(1)

金色堂の入口です。
拝観料¥800を払って中に入ってみます。


金色堂(2)

金色堂は国宝になっています。
内部には金箔で覆われたお堂があります。
残念ながらこの中は撮影禁止でした。

芭蕉の句碑

金色堂の拝観を終えて外に出ました。
しばらく歩くと「芭蕉の句碑」がありました。

   五月雨の 降り残してや 光堂

芭蕉はここでこのように詠んだそうです。

芭蕉像

すぐ近くに芭蕉の像が建っていました。
芭蕉を実際に見たことがないので、いろんな姿の像が
あります。

覆堂

金色堂は覆堂という建物の中にあります。
これは現在の物ができる前に使われていた覆堂だそうです。


説明文

こんな説明文がありました。
現在の物ができたので、ここに移築したようです。
重要文化財に指定されています。

白山神社

更に奥に歩くと白山神社の能楽殿(能舞台)がありました。
近くまで行ってみます。


能楽殿

正面に大きな松の絵が描かれています。
この建物全体が国の重要文化財に指定されています。
なかなか立派な建物でした。

奥の細道・平泉(その2)

2012-11-06 | 街道歩き
経楼跡

ここに経楼があったそうです。
現在は基礎だけ残っていました。

金堂園隆寺跡

基衡が建立したお寺だそうです。
毛越寺の中心的な堂と紹介されています。


基礎

ここも基礎だけ残っています。
基礎の大きさから考えるとかなり大きな
建物だったようです。


玉石

池の水は調査のため、かなり抜かれています。
普段見ることができない玉石が現れています。
この石は北上川から集めてきたそうです。


モミジ

モミジの葉っぱが少し色づいていました。
真っ赤に紅葉するときれいだと思います。


庭園

池を1周して反対側にきました。
左の立石の部分は完全に水が抜かれていました。


芭蕉の句碑

入口近くに「芭蕉の句碑」がありました。
元禄2年(1689)旧暦5月13日、高館を訪れた松尾芭蕉は
悲運の武将、源義経公主従を忍び次の句を詠んだそうです。

     夏草や 兵どもが 夢の跡


バス

毛越寺をでて中尊寺に向かいます。
歩けば1時間くらいかかりますが、時間短縮のため
このバスを使いました。
バスなら約10分くらいです。

弁慶の墓

バス停を降りたところにありました。
「武蔵坊弁慶の墓」だそうです。


説明文(1)

すぐ横にこんな説明文がありました。
衣川とはすぐこの近くを流れている川のことです。


中尊寺の入口

中尊寺の入口です。
ここから砂利道を歩いて行きます。


杉並木

大きな杉並木です。
歴史を感じました。


弁慶堂

武蔵坊弁慶を祀っているお堂です。
道路から少し左に登ったところにありました。


説明文(2)

弁慶が主君義経公のため、たくさんの矢を受けても最後まで
立ち尽くした話や安宅の関での勧進帳は歌舞伎などでの演じられて
いる有名な場面です。


展望

すぐ手前を流れているのが、衣川です。
その川を横切るように電車や国道が走っています。
右奥に見えるのは北上川です。

「♪匂いやさしい白百合の 濡れているよなあの瞳・・・♪」

思わず「北上夜曲」を口ずさみました。
青葉城恋唄と共に東北を代表する抒情歌といわれています。

奥の細道・平泉(その1)

2012-11-05 | 街道歩き
※昨日、韓国の山旅から無事に帰ってきました。
ブログ、再開します。

一の関駅

一の関のホテルで一夜が明けました。
朝食まで時間があったので、駅に行ってみました。
大きな駅なので、場所を探してやっとカメラに
収めることができました。

平泉駅

電車に乗って約10分で平泉駅です。
ここは意外と質素な駅でした。


駅前

駅前広場です。
駅舎は平屋で、すっきりしていました。


旧観自在王院庭園

駅から10分ほど歩いたところにありました。
史跡公園になっています。



庭園

大きな池がありました。
かなり広い敷地です。
まだ朝が早いので、散策している人は少なかったです。


毛越寺

毛越寺(もうつうじ)といいます。
世界文化遺産に指定されています。
きれいな庭園があることで有名です。
拝観料は¥500です。
これから中に入ってみます。


説明文(1)

説明文です。
字が小さいので、虫眼鏡で読んでください。

本堂

本堂です。
平成元年に建立とありましたから、まだ新しいです。
本尊は薬師如来だそうです。

大泉ヶ池

大泉ヶ池です。
右に見える石は地中立石と呼ばれています。
ここ全体を浄土庭園と呼んでいます。


経楼跡

正面の木に囲まれたところには経楼(経を収める建物)が
あったところです。


説明文(2)

こんな標識が立っていました。
ここにも地震の被害があったようです。


地中立石

立石の周囲には土嚢が積まれ、水が抜かれていました。
発掘調査をしているそうです。


広場

反対側に回ってみました。
右奥が先ほど正面からみた経楼跡です。
ゴルフができそうな広さでした。

※今夜は東京で「落語会」です。
美味しい料理も楽しめそうです。

奥の細道・松島(その5)

2012-11-01 | 街道歩き
※今日から11月です。
カレンダーも残り2枚になりました。

松島(1)

右の岩がおもしろい形をしています。
馬がひっくり返って水浴びをしているようでした。

松島(2)

松島には岩と松がよく似合います。
他にもたくさんの島を撮ったのですが、ご紹介は
これくらいにしておきます。

航跡

最後に後ろを振り返ってみました。
水平線上にたくさんの島が浮かんで見えます。


五大堂(1)

松島港に入港しました。
右に見える屋根は五大堂です。
これからあそこに行ってみます。


標識

こんな標識がありました。
我々を歓迎してくれていたようです。

日本三景

さすが、観光地です。
たくさんの観光客がいました。
ここは「日本三景」の1つになっているそうです。

日本三景の石碑

こんな石碑がありました。
「陸奥松島・丹後天橋立・安芸厳島」を日本三景というと
ありました。

最初の赤い橋

五大堂に行く最初の橋です。

2番目の赤い橋

しばらく歩くともう1つ橋がありました。
この先に五大堂があります。


説明文

こんな説明文がありました。


五大堂(2)

桃山時代の建造物で国の重要文化財に指定されて
いるそうです。
軒下には干支の動物たちの彫刻がありました。


瑞巌寺入口

続いて瑞巌寺に向かいました。
ここにも観光客がたくさんいました。

松並木(1)

瑞巌寺に向かう参道です。
ここは松並木で有名ですが、塩害でかなりダメージを受けた
松があるそうです。
左の松がかなり切られていました。



松並木(2)

ここにくる前にブロ友のsidu-hahaさんから情報は得ていたのですが、
実際にきてみてその被害の大きさに驚きました。
右側にも赤いテープを巻いた杉の木がありました。
やがて伐採されるようです。


写真

杉並木を過ぎると右側に写真が貼った塀がありました。
どうやら瑞巌寺の本殿は工事中のようでした。


本殿(工事中)

正面突き当りが本殿です。
建物がすっぽりと工事用シートで覆われていました。
工事は平成21年9月~平成28年3月までの予定だそうです。


庫裡

本殿横の庫裡は特別公開されていて拝観できます。
入口で靴を脱いで中になりました。
庫裡の奥にある大書院も特別公開されていて、その中には本来本堂に安置されている
ご本尊や政宗公、忠宗公などの伊達家の位牌を拝観することができました。
建物内はすべて撮影禁止でした。


松島駅

瑞巌寺をでたあと、松島駅まで歩きました。
ここから電車で一の関に向かいます。
この日の宿は一の関の駅前に予約してありました。

国府多賀城駅からずっとご一緒したブロ友のsidu-hahaさんとは
途中の駅で別れました。
いろいろと案内していただき、ありがとうございました。

お知らせ

※今日から韓国の山旅に出かけてきます。
4日に帰国する予定です。
しばらくみなさんのところにもご訪問できませんが、ご容赦ください。
5日から「奥の細道・平泉」をご紹介します。