山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

霞沢岳(その7)

2012-11-15 | 北アルプス
穂高岳連峰

右が前穂高岳、左奥が奥穂高岳、その左の双耳峰がジャンダルムです。
これらを総称して穂高岳連峰と呼んでいます。
大きな沢は岳沢で、両方の沢が合わさったあたりに見えるのが、
岳沢ヒュッテです。

雪崩で崩落し、しばらくそのままでしたが、新しく建てられたので
昨年上高地から登って泊まりに行きました。
宿泊小屋はプレハブで、営業終了と同時に解体します。



西穂高山荘

手前の尾根のやや右に小屋が見えます。
西穂高山荘です。
その奥には笠ヶ岳が見えるハズですが、生憎と雲がかかっていて
姿が見えませんでした。


上高地

歩いている右下に上高地が見えてきました。
手前の赤い屋根は帝国ホテル、その奥の梓川に沿って清水屋や温泉ホテル
が建ち並んでいます。


稜線(1)

K2に向かう稜線です。
登山道にはハイマツがびっしり生えていました。



岩稜

手前に大きな岩稜が見えます。
岩登りをやる人には魅力があるところです。
但し、ここは登ることができません。


崩落

大きくガレています。
登山道はこの右に沿ってついています。
強風や雨の時には歩きたくないところです。


K1

途中で振り返って見ました。
正面のピラミッドの山が先ほどまでいたK1です。
そのやや右奥の平らな山が蝶ヶ岳です。

笠ヶ岳

突然、雲が切れて笠ヶ岳が姿をみせてくれました。
正面奥の尖った山が笠ヶ岳です。
そのすぐ右の鞍部に山荘があります。
この小屋にも泊まったことがありますが、2段ベッドの快適な
小屋でした。
このあと、笠ヶ岳はすぐに雲に隠れてしまいました。

焼岳(1)

焼岳の全貌です。
上高地のかっぱ橋からも眺められますが、上から眺める
姿はまったく別の山に見えます。
噴火による溶岩流の跡が何本も引っ掻き傷のようです。
頂上の右に白く噴煙がでていました。


稜線(2)

K2には特に表示がありませんでした。
霞沢岳に向かう稜線です。
登山道の近くまでハイマツがビッシリと生えていました。


ナナカマドの実

ナナカマドの実が凍結乾燥されていて美味しそうでした。
ここまで鳥も食べにこないようです。


コケモモの実

こちらはコケモモの実です。
たくさんあればシャムにして食べることもできます。
これはまだ固くて、もっと真っ赤にならないと食べられません。


焼岳(2)

焼岳の頂上をズーミングしてみました。
頂上付近の右に白い噴煙がわかるでしょうか?
この山も上高地から登ることができますが、噴煙があるところは
立ち入り禁止です。


ヤマハハコ

ヤマハハコの花もすっかりドライフラワーになっています。
夏山ではたくさん楽しませてくれました。



霞沢岳の頂上(1)

霞沢岳の頂上に到着しました。
小屋を出発してから、約5時間の歩きでした。
標高2646m、360°の展望が楽しめました。


霞沢岳の頂上(2)

頂上全体はあまり広くありません。
ここでランチでした。
20分くらい展望を楽しんでから、引き返すことにしました。