山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

燕岳から槍ヶ岳(その16)

2012-09-30 | 北アルプス
登山道(1)

「ヒュッテ大槍まであと40分」とあります。
こんな標識があると元気がでてきます。


登山道(2)

歩いてきた登山道を振り返ってみました。
太陽が頭の上にあるので、どうしても光が写ってしまいます。
正面奥に見えるのは常念岳です。


天狗原

天狗原がきれいに見えます。
一番手前の雪渓の下に小さな池があります。
この池に映る「逆さ槍」は有名です。
このあたり一帯は氷河公園とも呼ばれています。
奥に前穂の北尾根もきれいに見えていました。


富士山と甲斐駒ヶ岳

雲海の奥に富士山が見えます。
その右は甲斐駒ヶ岳です。

イワギキョウ

イワギキョウには花びらにヒゲがありません。
ガクも大きく反り返っています。
厳しい岩場に咲く花です。


ヒュッテ大槍

ヒュッテ大槍に到着しました。
西岳の小屋を出発してから3時間35分でした。
ここで休憩です。
小屋の奥を増築中でした。
右奥に槍ヶ岳山荘が見えています。
ここからまだ2時間くらいかかるようです。

槍ヶ岳

槍に向かってまっすぐ登ります。
足元は岩だらけで不安定でした。

標識

途中にこんな標識がありました。
小屋までのルートがハッキリ見えます。


タカネヤハズハハコ

ヤマハハコによく似ています。
蕾の時は真っ赤できれいです。
葉っぱは細かい毛に覆われています。
寒さを防ぐためのようです。


イワツメクサ

大きくマット状に広がる花です。
花びらは5枚ですが、深く切れ込んでいるので10枚に
みえます。
高山の岩場でよく見かけます。



ミヤマリンドウ

1本の茎に数個の花をつけます。
北アルプスではかなり遅くまで見かけます。
左に見える葉っぱはミヤマトリカブトの葉です。


チシマギキョウ

花びらに細かい毛がたくさん生えています。
またガクも反り返りません。
花も横を向いて咲くのが特徴です。


大喰岳

奥の山は大喰(おおばみ)岳です。
雪渓が3つ残っていました。
一番下の雪渓はキンギョのように見えました。

登山道(3)

浮き石が多い登山道です。
時々ガスが湧いて槍が見え隠れしています。
ここは特に「足元注意!」のところです。


殺生ヒュッテ

殺生ヒュッテが真下に見えてきました。
奥に見える細い筋が槍ヶ岳に向かう登山道です。
昨年は槍沢ロッジから雨の中をこのルートを歩きました。
槍ヶ岳山荘まではもう少しです。