山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

三浦・岩礁のみち(最終回)

2009-04-30 | 日常の出来事

かなり広い場所にでました。
遠くに橋がみえますが、城ヶ島大橋です。
左が城ヶ島になります。
城ヶ島の向こうに2番目のコースとして「油壷・入江のみち」が
あります。
比較的短いコースです。



ここには長方形に掘られた穴に水が溜まっていました。
人工的に掘られたようですが、何があったのかわかりません。
穴を覗くと小さな魚が泳いでいました。
海が荒れるとここまで波がくるようです。
この魚が海に戻れるのはいつになるのでしょう。
「井の中のカワズ・・・」にならなければよいがと思いました。



このような標識がところどころにあります。
里程標といって現在位置までの距離を表しています。
出発した松輪まで8キロ、これから行く宮川まで3キロという
ことになります。
合計すればこのコースの距離がわかります。



仲間が気持ちよさそうに歩いています。
丘の上に風力発電用の風車が回っています。
ここは風が強いので発電には向いているようでした。



ここは宮川湾と呼ばれるところです。
たくさんのヨットが係留されていました。
ヨットで海を疾走するのも気持ちよいものです。
「若大将」を思い出しました。

トベラ

白い花が咲いていました。
海岸が大好きな「トベラ」です。
節分に魔除けのため、この枝を玄関の扉に飾ったそうです。
扉(とびら)が転化して「トベラ」になったようです。
秋に赤い実がなり、それが弾けると黒い種が飛び出してきます。


ヒメツルソバ

崖にビッシリと咲いていました。
かなり強い花で1年中咲いています。
ネパールのヒマラヤが原産地だそうです。
昨年暮れにヒマラヤを歩いていて会ってきました。
葉っぱに「ハの字」の斑がありますが、ヒマラヤのものには
ありませんでした。
日本にきてからできたようです。

宮川バス停からバスで京急三浦海岸駅にでて解散しました。
距離にして11キロ、約3時間くらいの歩きでした。
このコースは高波時や満潮時には歩けないところもあるので、
気をつけて歩く必要があります。
この日は気持ちよい歩きができました。
事故もなく全員無事に歩けてよかったと思います。


◎付 録
山どんどん新緑が進んでいます。
近くの里山で花に会ってきました。
シャガ

どこにでも咲いている花です。
土手などに植えると根をしっかり張るので土留めの役目をするそうです。
竹薮の下なども好きなようです。
改めてみるとなかなか捨て難い花ですね。


シラン

この花も咲き出しました。
紫蘭と書いて「シラン」です。
昔、この花の名前を聞かれて「シラン」と応えました。
すると「そんな意地悪しないで教えてよ!」といわれたことがあります。
白い花もあります。
白くても「シラン」です。

シロヤマブキ

ヤマブキと名前がついていますが、黄色いヤマブキとは種類が違います。
ヤマブキは花びらが5枚ですが、これは4枚です。
また、ヤマブキの葉っぱは互生しますが、これは対生です。
黒い種が残っていましたので、一緒に撮って見ました。
種は4個つきます。


ホウチャクソウ

ホウチャクソウが咲いていました。
花の形がお寺の屋根の四隅にぶら下がっている「ホウチャク」に似ているので
ついた名前です。
今年初めての出会いでした。


ヤマツツジ

新緑の中で一際目立ってきれいでした。
今年は花が咲くのが早いようです。
この連休中はよい天気が続くようです。
里山もまだまだ充分楽しめます。


ジシバリ

地面を覆い尽くすように咲いています。
二ガナにも似ていますが、背が低いです。
雑草として扱われていますが、よく見るときれいです。
大型連休で遠出はどこも混雑してたいへんのようです。
近くでのんびり過ごすのもよいことだと思います。
天気もよさそうなので大いに楽しんでください。