山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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北八ヶ岳(2-5)

2009-04-11 | 八ヶ岳

だいぶ降りてか天狗岳を振り返ってみました。
東天狗の頂上はみえませんが、天狗岩が大きくそびえています。
山は降りてから充実感があります。
横に流れる雲がおもしろい形をしていました。




少し右に目をやると遠くに乗鞍岳がみえました。
雪で真っ白です。
5月連休の頃にはミズバショウが咲くと思います。
もう少しの我慢ですね。



登る時にも通過した場所です。
ここからの天狗岳もなかなかよい眺めです。
何度も振り返りながら降りました。




雪道はよく踏まれていてしっかりしていました。
ガスっていない限り迷うことはないようです。
夏道とは違って随分歩きやすかったです。





中山峠につきました。
しばらく休憩してから出発です。
出かける前に峠の下を覗いて見ました。
数名の登山者が登ってきています。
シラビソ小屋からきたようです。
1月末にここを登りましたが、その時よりは雪が少ないようでした。



前日と同じ場所から天狗岳を眺めてみました。
きれいにみえます。
前日と違うのは空の雲だけです。
登ってきただけに感慨深いものがありました。




東天狗をアップしてみました。
天狗岩から右に降りて岩のあたりから左にトラバースしました。
左下にツメで引っ掻いたような跡がみえます。
シリセードをした跡です。
遠くからルートがみえるのもよいものです。





中山峠から高見石に向かいます。
1月末にも通りました。
その時より雪は少なくなっていました。
登山道は凍りついていました。



歩いている途中で右側がよくみえる場所があります。
白く雪を被った山が金峰山です。
その左が甲武信岳(こぶしだけ)です。
荒川と千曲川の源流になっています。



シラビソの枯れ木が目立つようになってきました。
このあたりにはたくさんあります。
奥に大きなダケカンバがありました。
細かい枝を一杯伸ばして存在感充分でした。





枯木の下を見るとしっかり二世が芽を出しています。
この山は自然交代するようです。
木の向こうには天狗岳が透けてみえました。




しばらくはなだらかな登山道が続きます。
1月末にここを通った時にはびっしりと樹氷がありました。
2ヶ月も過ぎるとすっかり様子が変わっています。
確実に春が近づいているようでした。
ダケカンバの茶色い木がよく目立ちました。