山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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三浦・岩礁のみち(その3)

2009-04-28 | 日常の出来事

ここにはこのような波状になった岩があります。
九州宮崎の日南海岸にも鬼の洗濯岩という波状岩がありました。
何度か歩いたことがありますが、それによく似ています。
やはり浸食作用によってできたのでしょうか?
日南海岸もなかなかよいところでした。



遊歩道はかなりしっかりしています。
雨の日は滑るので、滑らない靴を選ぶ必要があると思います。
この日はよい天気でまったく問題ありませんでした。
みんな元気そのものでした。



すっかり潮が引いています。
静かな入江です。
夏なら泳いでみたくなる場所です。
水も透明できれいでした。



誰かが「ナメクジがいる!」といって騒いでいました。
行って見ると「ウミウシ」でした。
潮が引いて水溜りに閉じ込められたようです。
泳いでいてこれに触るとあまり気持ちよいものではありませんでした。





歩いてきたほうを振り返ってみました。
岬の先端にアンテナが立っています。
海上通信用のもののようです。
海の事故のニュースをみると心が痛みます。
おとなしい時はよいのですが、暴れたら手がつけられません。
山も同じですね。

ツルナ

岩の上に小さな黄色い花が咲いていました。
ツルナのようです。
ツルナは野菜として栽培されていますが、海岸で見たのは初めてです。
ここには自生しているようでした。
小さい花なので、よく見ないと見落とすようです。



岩と岩の間を通ります。
時々柔らかい風が吹いてきます。
しばらく岩に腰掛けて眺めていたい場所でした。



広いところにでました。
ここは千畳敷と呼ばれているところのようです。
何度も洗濯したので洗濯板の波目がなくなったようです。
鬼も洗濯が好きだったのでしょうか?
洗っている姿を見たかったです。



まだ新しい標識が立っていました。
これからここを歩く人も多くなるようです。
「関東ふれあいの道」は神奈川県だけでも17コースあります。
ぜんぶ歩くと踏破証と記念バッチが貰えるそうです。
但し、撮影ポイントが指定されていてそこでの写真が必要だそうです。

ミヤコグサ

黄色い花が現れました。
ミヤコグサです。
マメ科の多年草で春から秋まで咲いています。
海岸だけでなく平地の芝などから顔を出している時もあります。
花の形から「エボシグサ」と呼ばれることもあります。



ハマエンドウ

すぐ近くにハマエンドウも咲いていました。
どちらもマメ科ですが、顔が違います。
両方で美を競い合っているようでした。



ツルニチニチソウ

これはよくみるツルニチニチソウです。
園芸種として人気があるようです。
山でも自生している姿をみます。
海岸にも種が運ばれてきたようです。



静かな湾です。
ここは江奈湾と呼ばれているところのようです。
海藻を取っている人が何人かいました。
ヒジキやワカメも取れるようです。




途中に海藻を干しているところがありました。
ワカメかと思ったのですが、アラメでした。
アラメは海藻の幅が広く表面にブツブツがあります。
油揚げなどと一緒に煮て食べると美味しいです。
下に干してあるのはギバサです。
このあたりではアカモクと呼んでいました。
細かく刻んでかき混ぜると納豆のように粘りがでます。
温かいご飯にかけて食べると美味しいです。
海藻はミネラル豊富で健康にもよいようです。