山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北八ヶ岳(1-2)

2009-04-03 | 八ヶ岳

登山道は雪がしっかり締まっていますが、踏み外すと膝上まで
落ちてしまいます。
まるで落とし穴です。
これは誰かが落ちたのでしょう。
新雪は3cmくらい積もっていました。



しばらくは平らな登山道が続きます。
夏道だと大きな石がゴロゴロしていて歩きにくい道です。
雪があるとビックリするくらい歩きやすいです。
もちろんアイゼンをつけていなければ歩けませんが・・・
少しずつ日が射してきました。



真っ白な雪の上に木の影が映っています。
こんな影絵をみながら歩くのも楽しいものです。
手前にウサギの影がみえます。
周りを見回しましたが、いませんでした。



このあたりにはシラビソの木が多いようです。
まったく手を加えていない自然林です。
たくさん生えていますが、強い木だけが大きくなるようです。
木の世界も生存競争が激しいようです。



1月末にも出会った「シロクマ」君がたくさんいました。
違うのは新雪だったので毛がフワフワでした。
太陽にキラキラ光ってきれいでした。
餌は何もいらないようです。



春になったとはいえ、まだまだたくさんの雪があります。
最近またかなり雪が降ったようです。
左に見える茶色い木はダケカンバのようです。
表面の皮がペラペラ剥がれて風に揺れていました。





これがダケカンバです。
標高が1500m以上のところに生えています。
スタートした渋の湯が標高1850mくらいですから、
ここは2000mくらいだと思います。
雪に映る影がきれいでした。




シラビソに新しい看板がありました。
肌が白くてツルツルしています。
北八ヶ岳にはたくさんあります。
かなり大きくなるようです。




これはかなり大きなダケカンバです。
ダケカンバは岳樺と書きます。
もっと標高が低いところに生えていて肌が白いシラカバは
白樺と書きます。
シラカンバが転化してシラカバと呼ばれているようです。



約1時間半くらい歩いたら分岐に着きました。
ここを右に行けば唐沢鉱泉に着きます。
夏は車で入ることもできます。
我々は黒百合平を目指します。




◎付 録
クサボケ

クサボケが咲き出しました。
ボケより背丈が小さく草むらなどによく咲いています。
箱根の湯坂道には足の踏み場もないくらいたくさん
咲いています。
ここにはオオシマザクラの大木もあり、楽しく歩けます。


オオベニガシワ

新葉が赤くてきれいな木です。
庭木などにもよく使われています。
葉っぱがカシワの葉に似ているのでこの名が
あるようです。



幹にビッシリと花が咲いていました。
小さい花の集合体です。
よく見るとオシベが8個あり、ヒトデのように
見えました。




ヤブツバキ

やや下向きに咲くツバキです。
山でよく見かけます。
これからまだまだ見られます。
花が散ると下に赤い絨毯を敷いたようにみえます。

東京もやっとサクラが満開になりました。
開花宣言から随分長かったです。
今日と明日が花見によいそうです。
サクラを求めて東京に行って見ます。