山小屋だより

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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その21)

2009-01-22 | 海外の旅

みやげ物は反対側にもありました。
帽子やマフラー、手袋や靴下などもありました。
ネックレスなどの装飾品も並んでいました。
帽子は1個300ルピー(¥250)くらいです。
ネックレスなども日本円にしたら¥200くらいだと思います。
手前の黒い石のような物はアンモナイトの化石でした。
これも1個500ルピー(¥450)くらいです。
興味のある人は欲しかったと思います。




昼食メニューです。
ホットケーキの生地に似たパンにジャガイモ、缶詰のイワシ、マッシュルームの
炒め物、これに野菜スープがありました。
最後に温かいコーヒーを飲みました。
ミネラルウオーターも持って歩いていたのですが、ほとんど
減りませんでした。
スープやコーヒーで水分は充分足りたようです。



出発する時になって小さな子供が走ってきました。
ここに住んでいる男の子のようです。
3歳くらいでしょうか?
カメラを向けるとポーズをとってくれました。
ホッペが赤くてかわいかったです。




少し雪が降っています。
雪は雨よりいいですね。
濡れなくて済むからです。
このあたりは日本の山を歩いているような感じでした。



雪はかなり湿っていました。
ところどころ凍りついているところもあります。
雪国生まれなので雪は珍しくありません。
このくらいなら雪のうちに入りませんね。



シャクナゲの葉っぱに積もったようすがきれいでした。
トレッキングを開始したナヤプルが標高1070mで気温が23℃、
このあたり標高3050mくらいで気温が2℃・・・
標高差2000mで温度差が20℃もあるのがヒマラヤの気候のようです。
日本の山でも100mで気温が0.6℃下がるといわれています。
従って夏でも地上と富士山の頂上では20℃くらいの温度差があります。



途中にかわいい雪だるまがありました。
日本の雪だるまは2段です。
これは3段ありました。
先行するポーターか他のトレッカーが作ったのかも知れません。
髪の毛までしっかりありました。



大きなヒマラヤスギがありました。
日本でも公園などでよく見かけます。
ここが原産地のようです。
まっすぐ上に延びていました。
左にクネクネとした枝はシャクナゲのようです。
幹が一つに合体していました。



ガスが出てきました。
なかなか幻想的な風景です。
物音一つしません。
鳥も棲んでいないようでした。



ガスの中を進んで行きます。
視界は10mくらいです。
道は1本道なので迷うことはありません。
雪はほとんど降り止みました。



30分くらい歩くと明るいところに出ました。
左が黒く焦げています。
山火事かと思いましたが、わざと焼いたようです。
日本でも春先によく畑や田んぼの枯草を焼きました。
害虫駆除と新芽がよく出るようにするからのようです。
最近すっかり見かけなくなりました。



赤い実が濡れていました。
ガイドに名前を聞きましたが、わからないといっていました。
枝に鋭いトゲがあります。
寒さに当って干しブドウのようになっていました。
美味しそうでしたが、食べられないそうです。
さすがにこれには手をだしませんでした。



小さな小屋がありました。
ここで休憩です。
ここは標高3150m、デウラリ峠というところのようです。
周りはガスで何も見えません。
山ではこのような状態を「ホワイトアウト」といいます。
地図と磁石を持っていても目標物が見えないと自分の位置が
固定できません。
道に迷った時には要注意です。
タルチョが風に揺れていました。
アメリカの大統領も変わりました。
世界中が平和になって欲しいものです。