山小屋だより

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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その25)

2009-01-28 | 海外の旅

ロバが一生懸命上がってきます。
かわいい目をしていました。
袋には穀物が入っているようです。
ロバはネパールの生活には欠かせない存在のようでした。




なだらかな下りが続きます。
ところどころに大きなシャクナゲがありました。
何年くらい経っているのでしょう。
自然の豊かさを感じました。




1時間くらいすると民家がありました。
ここはレストランになっていて何か食べられるようです。
看板に「ラリグラス」と書いてありますが、シャクナゲのことです。
中を覗いてみたかったのですが、素通りしました。



後ろからポーターが足早に追い越していきました。
荷物を見るとニワトリが入った籠を担いでいます。
食用にするのでしょうか?
みんなで20羽くらいいたようです。
向こうから団体が歩いてきました。
韓国人のようでしたが、挨拶はすべて「ナマステ!」でした。




ここは少し上り坂になっていました。
別のロバの一行に会いました。
振り返ってみると階段を上手に降りています。
人間は足が2本ですからバランスがとりやすいです。
ロバは4本もあります。
よく転ばないものだと変な?感心をしました。




渓谷に沿った道は気持ちよいものです。
春になればもっと緑が多くなるようです。
流れている水もきれいでした。
気温は10℃くらいで寒くはありませんでした。







シャクナゲの古木に何かぶら下がっています。
「サルオガセ」のようでした。
風で運ばれ、木に付着して成長する寄生植物です。
日本の山でもよく見かけます。



歩いている道を振り返ってみました。
このあたりは完全に山道です。
今までたくさんの人が歩いているようです。
石畳もよく整備されていました。



木に小さな花が巻きついていました。
足元が危ないところだったのですが、手繰り寄せて
片手で撮りました。
ランの仲間のようです。
日本で春先に見るハンショウヅルに似ていました。




登山道の脇に咲いていました。
ブルーのきれいな花でした。
1個だけ見ると「桐の花」に似ています。
これもツル性の植物のようでした。



今度は牛が向こうからやってきます。
ロバと違って飼い主がついていません。
ネパールでは牛は神聖な動物のようです。
どこに向かっているのでしょう。
黙々と歩いていました。
ここはまさに生活道路のようです。
ヒマラヤの自然を楽しみながら歩きました。