山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その19)

2009-01-20 | 海外の旅

丘の上からタルチョ越しにみたロッジ風景です。
雪は止みましたが、空はどんよりと曇っています。
かなり気温も下がっています。
屋根が少し白くなっていました。



丘を降りる途中に白い物が風に揺れていました。
花が終わって実が弾けたようです。
日本で見るワタスゲのようでした。
濡れてシットリしていました。




すぐ近くにイガグリのような実がありました。
これも花の終わった姿のようです。
アザミかと思いましたが、違うようです。
花はありませんでした。



ロッジに帰ると暖かい飲み物を出してくれました。
いつもブラックコーヒーをオーダーです。
これは日本の揚げ餅のようでした。
お茶受けにだしてくれました。
サクサクして美味しかったです。



夕食メニューです。
チャーハンにからし菜のおひたし、ダイコンとニンジンのサラダ、
マカロニが乗っていました。
これも我々だけの特別食です。
このロッジには食堂のようなものはありません。
1人できた時には自炊するしかないようでした。


5日目の朝です

夜中に起きて外に出てみました。
いつの間にか雲がとれて星がきれいでした。
6時に起きてロッジの外に出ました。
昨日、ついた時には何も見えませんでしたが、山がうっすらと
姿をみせてくれました。
外気温はマイナス2℃くらいです。
水溜りに氷が張っていました。



ガンドルンで何度もみたマチャプチャレです。
見る場所によって角度が違います。
手前に山がないので下までよく見えました。
少しずつ明るくなってきました。
一番右にポツンと見えるのはアンナプルナⅡ峰(7937m)です。
ここで初めて姿を現しました。



やがて太陽が上がってきました。
時間は現地時間で午前7時頃です。
異国で眺めるご来光です。
みていて清々しい気持になりました。
しばらく静かに眺めていました。



山が赤く染まってきました。
左からアンナプルナサウス(7219m)とヒウンチュリ(6441m)です。
ガンドルンより左がみえています。
昨日の天気からは考えられません。
遠い国からきた我々を歓迎してくれたようです。




朝食はジャガイモ料理でした。
完全に茹でてなく、中はシャキシャキしていましたが、
美味しかったです。
我々が食べている時、コックが必ず顔を出します。
「味はどうか?」と聞いています。
「ミトーチャ(美味しい)!」と応えるとニコニコしていました。
口に合うかどうか気になるようでした。




毎朝8時に出発です。
今日はこのコースで標高が一番高いロッジまで歩きます。
でも標高差にしたらそれほどでもありません。
長いだけのようです。
タルチョが至るところで風に揺れていました。



あちこちにこのようなシャクナゲの大木がありました。
今度は見上げてみます。
これでは花が咲いても見上げないとわからないようです。
花の時期には飛行機で上空からみると山全体が真っ赤に
燃えているようにみえるそうです。
3月中旬から5月頃までが一番よいそうです。