山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その9)

2009-01-10 | 海外の旅

小屋の横に薪が積んでありました。
シャウレバザールには電気がありましたが、このあたりには
ありません。
煮炊きはすべてこの薪を使っていました。
自然保護区なので勝手に取れないそうです。
ある期間だけ決めて倒木などを集めて薪にしているようでした。




長い石段が続きます。
家も垣根も道もすべて石でできていました。
すべて平らな石です。
このあたりの山で取れるようでした。
赤い花は八重のポインセチアです。



またまた子供達がでてきました。
腰に下げていたカメラを見つけると「撮ってくれ」と
いいます。
撮ってあげるとすぐに「見せて欲しい」とねだります。
デジカメが珍しいようでした。
どの子の顔もいい顔でした。
家の軒下にはトウモロコシがたくさん干してありました。



このあたりで標高1400mくらいです
振り返ってみると出発したシャウレバザールが小さく見えます。
ここまで約1時間でした。
シャウレバザールが標高1170mですから230m登った
ことになります。



しばらくはこのような登りが続きました。
大きな木が見えますが、日本では見たことがない木でした。
スタートし時の気温は7℃くらいでしたが、ここでは
10℃以上ありました。
風がなかったので寒さは感じませんでした。



真っ赤なポインセチアがありました。
棚田をバックに撮りました。
のどかな風景です。
意外と鳥の声が聞こえませんでした。




棚田がきれいな曲線を描いていました。
春の田植えの頃は緑一色になることでしょう。
その頃には山は霞んで見えなくなるそうです。
これだけの田んぼを管理するのはたいへんだと思いました。
家はポツンとしかありませんでした。




谷を挟んで対岸にも棚田が広がっています。
煙が上がっていましたが、何か燃やしているようでした。
家の数も少ないようです。
自然相手の生活をしていました。



ロバを使って荷揚げをしている家のようです。
たくさんのロバが休んでいました。
電気もなく質素な生活をしているようです。
このあたりには雪が降らないようなので、
比較的暖かいようでした。



ロバは道一杯に広がっていて除けてくれません。
時々尻尾を振るので、彼女が躊躇しています。
先頭を歩くガイドが心配そうに見ていました。
私のことはまったく心配してくれませんでした。
女性は得ですね。



このロバたちは休息中は口に袋のようなものを
被せられています。
余計な物を食べないようにするためのようです。
それでも袋の上から地面をかじっていました。
習性のようでした。




2人の男の子が遊んでいました。
ネパールの学校は小学が5年、中学が2年、高校が3年で
合計10年だそうです。
いずれあと2年増やして日本と同じく12年にしたいといっていました。
教科書は国から無料で支給されるそうです。
「ここの学校はどこのあるの?」と聞いてみました。
下のほうを指差しました。



かなり下のほうにそれらしき建物がありました。
ここでは小、中が200人くらい一緒に勉強しているそうです。
先生は9人いるそうです。
高校になるとかなり離れたところまで出て行くようです。
マレーシアの援助で建てられたそうです。
最近コンピューターが10台入ったのですが電気がないので
使えないと話していました。
前日がクリスマスでお休み、そのまま冬休みになったようです。
2人とも明るい少年でした。
通訳を交えてしばらく話をしました。

家が遠くて学校に通えない子供もいるようです。
少し考えさせられました。