山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その14)

2009-01-15 | 海外の旅
ヒマラヤユキノシタ

お寺の石垣にヒマラヤユキノシタが咲いていました。
雨に濡れてシットリしています。
日本で見る花よりかわいいと思いました。
花の色も淡い感じです。
名前のとおり、ここが故郷のようです。



お寺は少し高台にありました。
ヒンズー教のお寺です。
建物の周囲にマ二グルマがありました。
願い事を唱えながらこれを手で廻して一周すると、願い事が
叶うそうです。
「旅の安全」と「山の安全」「健康」を祈りながら一周しました。
廻す度にカラカラとよい音がしました。



お寺を出て石段を上り、宿に向かいます。
この村も斜面にできた村でこのような石段がたくさんありました。
民家の庭先にはトウモロコシが干してあります。
どこも同じような生活をしているようでした。




途中で荷物を担いだ女性に会いました。
背中の籠には焚き木が入っています。
この籠は上が広く下に行くほど狭くなっています。
この方が物がたくさん入るようです。
なかなか合理的にできていました。



約1時間半くらいの散策を終えてロッジに戻りました。
ロッジのすぐ下で何か声がしました。
行ってみると、2頭の牛を上手く操って鋤で畑を耕している人がいます。
時々大きな声を出していました。



耕した溝にジャガイモを入れています。
どうやらジャガイモを植えているようでした。
ジャガイモは2つに切ってあります。
前の女性がそれを無造作に落としていました




とても農作業するような服装ではありません。
ここでは普段着も作業着も同じようです。
3人姉妹のようでした。




この女性はジャガイモの切り口が下になるように直していました。
足は素足でゴム草履です。
寒くはないのかと気になりました。



3人の役割は時々交代していました。
耕す後ろをピッタリとついています。
キャーキャーいって声を出していましたから、楽しんでやっている
ようでした。
雨が上がって明るくなってきました。


一夜明けました。日本をでてから4日目の朝です。

朝、6時頃目が醒めました。
ドアを開けて外に出てみました。
雲が取れて山がうっすらと見え始めていました。




朝食は7時です。
日の出もその頃です。
ガイドに頼んで食事を少し遅らせてもらいました。
少しずつ山が赤くなります。
左の大きな山がアンナプルナサウス(7219m)、その右がヒウンチュリ(6441m)です。
こんな大きな山が雲の中に隠れていたのです。
地上から初めて見るヒマラヤの山でした。



アンナプルナサウス

アンナプルナサウスをズーミングして見ました。
素晴らしい山です。
朝日に照らされて色が変わります。
神々しい姿に感動しました。


マチャプチャレ

右のほうをみるとマチャプチャレ(6993m)が姿を見せてくれました。
マチャプチャレは「魚の尾」という意味だそうです。
素晴らしい岩山です。
この山には登りたくてもネパール政府の許可が下りないそうです。
逆に許可があっても登れないと思います。




同じマチャプチャレです。
今回はカメラを2台持っていきました。
どちらもコンデジですが、1台は画素数を大きくしてあります。
上の4枚はこの予備のカメラで撮った物です。

この画像は普段愛用しているカメラです。
メーカーによって若干差があるようです。
こうやって比べてみるとよくわかります。
刻々と変化する山の景色に寒さも忘れてみていました。