山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その22)

2009-01-23 | 海外の旅

休憩した小屋をでてすぐに黄色い花を見つけました。
キク科の植物のようです。
この峠は標高3150m、しかも季節的には冬です。
こんな花が咲いていると嬉しくなります。
蕾がたくさんあり、次々に花を咲かせるようでした。



急に広いところにでました。
このあたりにもシャクナゲの木があります。
遠くはガスっていて何も見えません。




大きな木に白い花がたくさん咲いていました。
ジンチョウゲです。
日本では公園などでよく見かけます。
ほったらかしておけばこんな大きな木になるようです。
春先の花です。
ネパール語ではロクティとかロクタとかいうそうです。



このあたりから長い石畳の下りです。
雪はもうありませんでした。
一番後ろにいるのがコックです。
ポーターと共に先行しているのですが、この日はしばらく一緒に
歩きました。
英語も日本語もできません。
それでも木の名前や花の名前を教えて貰いました。
言葉がわからなくても意思は通じます。
なかなか好青年でした。




やがてゴラパニに到着しました。
標高2895mです。
この日の宿があるところです。
朝、タダパニを出発してから約6時間歩きました。
このくらいの歩きだと少し物足りなく感じます。
標高にも体が慣れてきたようです。
たくさんのロッジがありました。




我々の泊まるロッジです。
村の外れの高台にありました。
この階段を上がった2階に部屋があります。
気温は4℃くらいでした。



鍵を受け取って部屋に入ると既にポーターが荷物を
運び入れてありました。
赤い袋には寝袋の中に入れるインナーが入っています。
最初のロッジで使いましたが、それ以後は一度も使いませんでした。
ダウンの寝袋だけで充分でした。
このロッジも我々だけで他に客はいませんでした。
小さな裸電球が1個あるだけで他には何もありません。



ロッジのトイレです。
ここのトイレは共同ですが比較的きれいでした。
日本の山小屋でもそうですが、使ったペーパーは奥のバケツに
入れます。
水は手前の小さなバケツに汲んで流します。
うっかりペーパーを流すとすぐに詰まってしまいます。
ネパール人はペーパーを使わないようです。
いつも周りが水浸しでした。



夕食まで時間があったので、近くを散策しました。
ロッジのすぐ下で何か売っています。
若い女の子が集まっていました。
私の姿を見たら、歌を歌って踊りだしました。
寒いのでジッとしていられなかったようです。
歌と踊りは携帯でしっかり撮らせて貰いました。
チベットのお祝いの歌だといっていました。
チベット族かも知れません。
特に左の女の子が愛嬌がよかったです。



夕食メニューです。
おでんだといっていましたが、ゆでたまご、ニンジン、ダイコンが
入っていて味はコンソメ味でした。
温かくて美味しかったです。



メインは豪華です。
餃子がでました。
味もまあまあです。
ピザのようなものも美味しかったです。



部屋の窓から外を眺めてみました。
雲が次々と湧いています。
ロッジ泊まり、4泊目です。
明日は午前4時半起床、5時に出発です。
真っ暗な中をヘッドランプを点けてプーンヒルという丘に
登ります。
標高3194m、約1時間の登りです。
夕食後明日の準備をして早々に寝袋にもぐり込みました。