(宮尾登美子、文春文庫)
「松風の家」、4回目を読み始めた。
4回目なので、再々々々読とした。 (笑)
私は、どうも変な癖があり、気に行った映画や本は、何回も見たり読んだりする。
ある映画など、多分100回近く。 ある本は50回くらい、、というくらい。
ちょっと、オカシイんじゃない? と、よく言われます。 (つまり、あんたって! 変人ね!)
まあ、とにかく、宮尾さんの「錦」が期待に反して、あまり感動がなかったもんだから、
どうにもこうにもヤリキレズ、何か、大声あげて泣きたくなる程のものを読みたくなったわけ。
実際には、4回目なので、冷静に客観的に読めるわけですが、やはり、この本は良い!です。
Artて(広く一般、絵画も文芸作品も全部ひっくるめて)、とにかく、その人の心に、すとん、、と
落ちるものがあれば、それでいいわけで、説明は要りません。
が、それでも、自分の心の琴線にひっかかったものを、誰かに語りたかったら、ポツリ、ポツリ、と
話しましょうよ。。
「松風の家」との出会いは、多分、NHKの大河ドラマで、同じ作者の原作ドラマ「篤姫」をやっていた
頃だと思う。 偶然、義母の家で、この本を見つけ、読んだなら、面白かった!
何せ、義母は、篤姫と同じ、薩摩おごじょ(薩摩女)。 義母だけでなく、アメリカの私の生活は、
親戚という親戚は鹿児島出身者で囲まれており、いや~、篤姫が、かなりダブリました。
で、次に読んだのが、「松風」だったわけです。 これは、お茶の稽古を始める前。
4年ほど前は、お茶と全く縁のない生活をしていましたが、それでも、この本には、素晴らしく
感動しました。
で、お茶の稽古を始めたばかりの頃(2年前)、2回目を。 そして、よく考えると、去年も読んだので、
それが3回目。
まあ、だから、今年も読もうとしているわけでして。 (4回目)
でも、4回目でも、新鮮度があります。 何故か?
ちょっと、それを、これから書いていきたいと思います。
(続く)
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