ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

落雁

2018-10-03 20:34:03 | 茶道具
落雁と言えば、お菓子の落雁と思っていた私。
が、最近、もう一つの「落雁」があるのを知った。


(私が一番好きな善光寺落雁)
(そういえば、この箱の中に、鳥の図柄が、、)(雁? でしょうか?)

それは、茶道具の水指の図柄。(某茶道具店サイトから転載)

(どちらも、「虫明焼の細水指」)

10月、お茶の世界では、「中置」点前の季節。
ちょっと細長い水指を使うのが決まりごとだが、この鳥(雁)が真っ逆さに落ちる
姿が「落雁」ということらしい。
(上の写真は、もう少し言うと、「月に落雁」の図柄)

ここで、ハタと考えてしまった。
私の好きなお菓子、落雁はどうして落雁と言うのでしょう⁈
名前の由来は?

答えは、ちゃんとありました。
諸説あるけれども、、という前置きで、「事典 和菓子の世界」(中山 圭子著)によると

(中略)、、むしろ、表面に散らした黒胡麻を、雁が列をなして降りていく様に見立てた
説の方が知られているのではないか。これは、献上された落雁を見て、後陽成天皇が
「白山の雪より高き菓子の名は四方の千里に落つる雁かな」と読んだという逸話による。
(省略)

ということでー。

兎にも角にも、二つの落雁があるということで。
勉強になりました。。
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