ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

小説「テンペスト」と茶碗

2016-03-01 21:55:52 | 沖縄


4、5年ぶりに、「テンペスト」を読み返すと、初読の時には読み飛ばしていたことが
今回は、すごーく気になる。
(もしかすると、再読は5、6年ぶりかもしれない)
(茶道を始める直前頃かもしれない)

例えば、3巻の92ページから94ページ。
茶道具の登場である。しかも、国宝級。
玳皮天目茶碗(たいひてんもくちゃわん)と白楽茶碗 不二山(本阿弥光悦)
4巻50ページには、志野茶碗 卯花墻(うのはながき)。

これら3つの名品が、琉球に渡った時期があっただろうか、、
この中で、玳皮天目茶碗は、南宋時代 吉州の窯で焼いていた茶碗で、曜変天目、
油滴天目、灰被天目などど並ぶ唐物茶碗の代表的茶碗である。
当時の琉球王国と交易が盛んだった清国から、天目茶碗が渡ったことがないというのは
ありえないとは言えないが、、(何せ、両国、非常に近い!)
が、不二山と卯花墻は、無理があり過ぎるのでは、、

しかし、作者の池上さん、国宝級を持ってきましたね。。
と、思わず、ニヤリ。

一応、私も下記3冊の本を参考にしたので、茶碗の写真を載せておくことにー。



(玳皮天目茶碗、南宋時代・吉州窯)(国宝、相国寺蔵)


(白楽茶碗 銘 不二山 本阿弥光悦)(国宝、サンリツ服部美術館蔵、江戸時代)


(志野茶碗 銘 卯花墻)(国宝、三井記念美術館蔵、桃山から江戸初期)
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