ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

小堀遠州の茶杓

2012-09-24 10:08:38 | 東京

 

畠山記念館で、小堀遠州の茶杓を2本見た。

遠州は、茶の湯の三巨人の一人として、あまりに有名。 (他の二人は、千利休と古田織部)

そして、漫画「へうげもの」(山田芳裕、講談社)の登場人物の一人である。

その「へうげもの」では、作庭家、建築家としての遠州が強調されており、(漫画ですからね)

「遠州と茶杓」については描かれている場面がなかったような、、、(私、14巻まで読みました)

だから、畠山記念館で、ガラス越しであれ、彼の実物の茶杓を見る事が出来たのは良かった‼

 

そして、茶杓のそばに置かれてあった解説:

 

小堀遠州は、竹の選定にこだわり、美しい班や色模様の出た、景色に富んだ竹を用いた

銘も和歌を引用した「歌銘」という形式を作りだした

古歌に因んだ銘を付け、筒に和歌を認めている

 

上の写真右、 銘 海士小舟(あまのおぶね)は、「金槐和歌集」巻下より

 

世の中はつねにもかも渚こく

  あまのを舟のつなてかなしも

 

という歌が読めました

 

それにしても、特徴のある茶杓ですよね。

節上部分は、直線状に、力強い縦線が入っている、、 好きか嫌いかは、各個人の好み。。

 

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2 コメント

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Unknown (atsuko)
2012-09-26 01:31:12
何とも味わい深い茶杓。この茶杓ですくったお茶を味わってみたいですね。それと、花入れ、桃山時代! 近代アート展に出品されるような、斬新さと同時に、奥ゆかしさを感じさせる、茶花はもちろん、どんな花も似合いそうな不思議な花入れ。実際に見てみたいです。
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Unknown (ももきよ)
2012-09-26 07:24:42
atsukoさん、畠山記念館、とても良いです。
小さい、小さいからこそ、一つ一つをじっくりと
見ることができます。
そこが一番の魅力。又、半日あれば、体も、あまり疲れることなく、茶道具の名品を楽しめます。
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