一口灯籠最中
西益屋(熊本県山鹿市)
3月、2つの最中をご紹介した。
和菓子48の「若様最中」「姫様最中」(如水庵)と51の「あげまき最中」(草野菓子舗)である。
そして、3つ目が上の写真、「灯籠最中」である。
最中とは、事典「和菓子の世界」(中山圭子著、岩波書店)の140ページによると、
餅を薄くのばし、切って型で焼いて皮を作り、餡をはさんだもの
ということらしい。
その始まりは江戸時代。
「最中」という言葉は、中秋の名月にゆかりのある言葉だったらしく、菓子も最初は名月に見立てて、丸い形だった。
が、現代では、あらゆる形の最中を見ることができるし、その土地ならではの名物が最中になってしまう。
誠に、、面白い。
できれば、一つでも多く、日本の各地方の最中を食べてみたいものだ。
いろいろ、それは、違うだろう。
最中というお菓子で大事なのは、皮と餡との絶妙なバランスだろう。
はてさて、一体どこの地方のそれが見事であろうか。
味、バランス、風味、、
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