西行と清盛
嵐山光三郎(中公文庫)
2週間程前、San Joseの紀ノ国屋書店で、衝動買いした本。
本日、読了。
嵐山光三郎という作家を知らなくて、全然期待しないで読んだら、結構面白かった。
時代は、平安末期から鎌倉初期。
主に、西行の目で、この時代の動乱期を、西行の和歌と共に描いている。
2年前、NHK大河ドラマの「清盛」や、そして、宮尾登美子の「平家物語」(4巻)をハマって読んでおり、それらと見事に重なって、非常に楽しめた。
おそらく、もし、この小説だけだったら、ちょっと希薄感があったかもしれない。
が、ドラマや宮尾本で復習しており、私の想像力は、何倍も膨らんだ。
これこそ、読書の醍醐味。
そして、歴史を知ることは、誠に面白い。。