6月21日、茶事に招かれた。
あるビルの何もない一室が、見事に、茶室に変わっていた。
亭主の創造力が光る茶事であった。
すべて手作り。 蹲まで作ってあり、客は、そこで、身を清める。 関守まである。
客は、各々の想像力を働かせれば、それが、亭主の創造力と相まって、更に楽しめる工夫がしてあった。
私は、とにかく、感心した。 ゼロから作り上げる良い見本をみせてもらった。
茶事をするのに、必ずしも、茶室が必要ではないのだ。 茶室を持たなくても、「できる」ということだ。
又、今日の主役の一つは、上の写真、茶箱である。 鎌倉彫(かまくらぼり)というらしい。
伸び伸びとしており、しかも、重厚であった。
*鎌倉彫とは・・・漆器の一種。ヒノキ、カツラ、イチョウなどの木地に、種々の彫刻をして、直接黒漆を塗り、
その上に、朱や青・黄などの色漆を塗って仕上げたもの。 (Websiteより)