彦四郎の中国生活

中国滞在記

日本滞在②―大和郡山城、信州松本城―

2016-03-03 06:17:37 | 滞在記

 一月上旬、京都の自宅の玄関先に藪椿と白梅を生けてみた。赤と白の色彩、梅のほのかな香りが匂っている。
 二月上旬、京都府八幡市の「松花堂」で、中野芳春さんの「能面展」が開催されていたので行ってみた。中野さんは、中国・西安やスペインの大学で「能面」の講義をしたこともあり、国際的に活躍しているプロフィールをもつ。自宅も同じ町内の人だが、今回が初対面。いろいろ話をうかがった。一緒に酒を飲んだら楽しいだろうなと感じさせる 気さくで庶民的な人だった。

 
 日本の城❸ 大和郡山城
 大和三城とは、「高取城」・「宇陀松山城」・「大和郡山城」。どの城も見応えがある。特に高い山城である「高取城」はすばらしい。奈良県には300あまりの城跡がある。そのうち、今までに30あまりの城跡に行っただろうか。(※日本の3万あまりの城のほとんどは石垣がない。城とは土で成ると書くが、石垣が使用され始めるのは1570年代以降に作られた近世城郭であり、中世城郭には石垣はほとんど使用されていない。だから、山城の城跡を探しに、道なき道を登山しても、城址と判定するには少し専門的な知識や経験が必要となる。)
 2月11日(建国記念日)、妻と「大和郡山城」に行った。盆梅展が開催されているからだ。この城は丘陵地に築かれた平城(ひらじろ)で、大和の国の中心的な近世城郭だ。豊臣秀吉の弟である秀長が築いた城である。

 大和郡山城の大手門の建物内で盆梅展が開催されてきた。城内には梅の木も多い。なかなか見事な盆梅展だった。後一週間後だったら、もっと梅の開花がすすみ、更に見事だろうと思った。

 大和郡山城から車で10分ほど北に行くと、「薬師寺」「唐招提寺」がある。「薬師寺」に初めて行ってみた。中国からの留学生団体が来ていた。聞いてみると、日本の高校に留学中の中国人の団体だった。日本各地の高校に留学している高校生が集まって、今回は関西を研修旅行をしているのだという。(※中国の春節のこの時期、中国に帰国したいができない高校留学生のための企画のようだ。帰国できない仲間たちとの研修旅行。少しは寂しさが薄らぐかな。)


 日本の城❹信州松本城
 2月12日から一泊で長野県に行った。友に会い、松本城と雪の北アルプスの山々を見るためだ。京都駅から新幹線と特急を乗り継いで3時間あまりで松本市に着く。さっそく松本城に行った。いつ来ても見事な城だと思う。北アルプスの山々が神々しい。
 ここにも、中国人観光客が来ていた。話してみると、松本の町と城、そしてなによりも雪が見たいのだと言う。翌日は大町や白馬の方に行って、たくさんの雪世界を初めて見る予定だと言う。浙江省や福建省や広東省・江西省などの中国中・南部の人は雪を見たことがない人がほとんどだ。北海道への中国人観光は人気だが、信州もこれから中国人観光客が多くなっていくだろうと思った。(※中国の北部・中部、西部でも冬は雪が降るし、気温もマイナス10度〜マイナス20度以下のところも多いが、日本のように積雪は多くない。日本海のような海が近くにないからだ。時々、中国のテレビで雪の北海道が放映紹介されることがある。) 翌日、JRのローカル路線で大町まで行き深い積雪を見て、夜に京都に戻った。

 春節時期の京都駅のバス停。中国からの観光客が列をなしている。京阪電車「祇園四条」駅近くの南座前の「宝売り場」で、中国人観光客が宝くじを買っていた。記念にするのだろうか。中国人は「宝くじ」を日常的にやっている人が多い、その数は推定3億人。中国「五大娯楽」の一つである。中国で販売されている小さな革製バックを背負っている中国女性。このバックはチャーミングな女性の顔があり、なつかしい。(※このバックを愛用している中国の大学の日本人女性教員がいる。なかなかいいバックだ。)
 日本滞在中に見た好きな日本のCMポスターが何枚かある。ジョージアのCMはテレビでも見たことがある。自動販売機に貼られていた。そして、福井県のJR武生駅で見かけたJRポスター。


 









 

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