彦四郎の中国生活

中国滞在記

雨の日のオートバイ・タクシーに乗る―可愛い孫を同乗している運転手のバイクでの3人乗り―

2017-02-24 06:06:06 | 滞在記

  大学構内のバナナの実がかなり大きくなってきていた。まだ実は緑色だが、あと2カ月くらいしたら食べられるようになりそうだ。亜熱帯地方特有のオレンジ色の花も咲いている。この季節、福州は、冬と春と初夏の天気が行ったり来たりしている。

 今週の火曜日(21日)からは寒い。気温は10度以上上がらず、ずっと氷雨が降っている。22日(水)、早朝に大学方面行のバスに乗っていたら、バス内のテレビで「金正男氏暗殺事件」に関するテレビニュースが報道されていた。報道規制のため、おそらくこの日までテレビでの報道はなされていなかったと思う。「金正男」という名前は出されず、「北朝鮮国籍の男」と短く報道されていた。

 この22日、大学方面行のバスを途中のバス停で降りて、いつものように大学までバイクタクシーを拾って大学に行こうとしたが、雨のためバイクはバス停に一台もいなかった。しかたなく、大学の北門まで行くバスを待っていたら、バイクタクシーが通りかかったので手をあげた。「閩江大学の南門まで行きたい」というと、「乗って」という。このバイク、3才くらいのおかっぱ髪の可愛らしい女の子が運転手の前に乗っていた。孫だろうか。雨の中、3人乗りで大学に向かう。

 23日(木)、この日も一日中冷たい氷雨。午後からの授業のため、乗り継ぎのバス停でバイクに乗って大学に向かう。雨の日はバイクの上に傘が設置される。この傘、上から見たら「前方後円墳」のような長方形の形をしている。特に激しい横殴りの雨でなかったら、雨がかからないのが不思議だ。よくできている。10分ほど走って、大学までの料金は15元(約240円)。10分間、冷たい氷雨の中、バイクに乗っていると頭から足先まで体が芯から冷えてくる。

 大学に着いて針葉樹林のある場所を歩く。冬枯れの樹林と氷雨が寒々しい。研究室のある建物の近くでトラックが停まっていて、何か引っ越しのようなことをやっていた。使われているトラックはかなり旧式の年代物だが、このトラックは現代でも 中国各地で多く走っている。エンジンが丸見えのトラックだが、なにか「ほっと、郷愁をそそられる」トラックだ。この日の1回生の「新大学日語1」の授業に、中国人同僚の譚先生が参観に訪れてくれた。

 夜にアパートに帰り、中国のインターネットサイトを眺めていたら、「韓国新体操の美しき妖精」という記事が掲載されていた。この新体操選手の名前は「孫延在(Son  Yeon  jae)・ソン ヨンジェ」。最近の世界選手権でも個人総合4位に入っているらしい。彼女は通称「国民の姪(めい)」とか「体操界のキム・ヨナ」とか呼ばれているらしい。2020年の東京オリンピックで見てみたいものだ。トランポリンの棒を頭の上に置いた姿がとても素敵だ。

 

 

 

 

 

 


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