(以下、読売新聞【群馬】から転載)
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7か国語会話例全署・交番に
県警がボード作成
ポルトガル語など、3か国語が追加されたコミュニケーション支援ボード(13日、前橋東署で)
県警地域課は、「迷子になった」など、外国人が日常生活で困った時に使う言葉や単語が、日本語を含む7か国語で書かれた「警察版コミュニケーション支援ボード」を計600枚作り、県内すべての警察署と交番などに配った。イラストも付いており、外国人と警察官がボードを指さしているうちに、「物を落とした」「何を?」「財布」などと、困りごとの内容が分かるようになっている。昨年に寄贈され、県内に外国人が多いことから様々な場面で重宝している4か国版を、独自に増補した。
財団法人「明治安田こころの健康財団」は昨年6月、日本語、英語、中国語、韓国語が書かれたボードを全国の警察に配布した。A3判で、表と裏に約35の短文や単語が書いてある。
県警地域課には、片言の英語を話し、何かに困った様子の外国人に、伊勢崎署の署員がボードを見せてやりとりをすると、「市役所に行きたい」と分かり、案内できたなどの報告があったという。
県内にはブラジル人、ペルー人、ベトナム人が多いことから、県警は今回、同財団のボードを基にポルトガル語、スペイン語、ベトナム語を追加した。翻訳は、ベトナム語は通訳に、ポルトガル語、スペイン語は県観光国際協会に依頼した。
今回は、署と交番用に270枚、パトカー用に230枚配った。100枚は予備で、総費用は約16万円。
県国際課によると、2008年12月末時点での外国人登録者数は計4万8032人で、ブラジル人1万7298人、ペルー人5124人、ベトナム人1689人などだった。総合案内窓口に9日から置いた前橋東署の久保好美副署長は、「やりとりが早くなる。活用したい」と話していた。
(2009年11月17日 読売新聞)
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7か国語会話例全署・交番に
県警がボード作成
ポルトガル語など、3か国語が追加されたコミュニケーション支援ボード(13日、前橋東署で)
県警地域課は、「迷子になった」など、外国人が日常生活で困った時に使う言葉や単語が、日本語を含む7か国語で書かれた「警察版コミュニケーション支援ボード」を計600枚作り、県内すべての警察署と交番などに配った。イラストも付いており、外国人と警察官がボードを指さしているうちに、「物を落とした」「何を?」「財布」などと、困りごとの内容が分かるようになっている。昨年に寄贈され、県内に外国人が多いことから様々な場面で重宝している4か国版を、独自に増補した。
財団法人「明治安田こころの健康財団」は昨年6月、日本語、英語、中国語、韓国語が書かれたボードを全国の警察に配布した。A3判で、表と裏に約35の短文や単語が書いてある。
県警地域課には、片言の英語を話し、何かに困った様子の外国人に、伊勢崎署の署員がボードを見せてやりとりをすると、「市役所に行きたい」と分かり、案内できたなどの報告があったという。
県内にはブラジル人、ペルー人、ベトナム人が多いことから、県警は今回、同財団のボードを基にポルトガル語、スペイン語、ベトナム語を追加した。翻訳は、ベトナム語は通訳に、ポルトガル語、スペイン語は県観光国際協会に依頼した。
今回は、署と交番用に270枚、パトカー用に230枚配った。100枚は予備で、総費用は約16万円。
県国際課によると、2008年12月末時点での外国人登録者数は計4万8032人で、ブラジル人1万7298人、ペルー人5124人、ベトナム人1689人などだった。総合案内窓口に9日から置いた前橋東署の久保好美副署長は、「やりとりが早くなる。活用したい」と話していた。
(2009年11月17日 読売新聞)