(以下、読売新聞から転載)
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貧困率上昇、「子ども」も過去最悪の16・3%
2014年07月16日 08時46分
厚生労働省は15日、昨年実施した「国民生活基礎調査」の結果を発表した。
2012年の所得を基に、所得が少ない人の割合を調べた「相対的貧困率」は16・1%で、前回調査(09年時点)に比べて0・1ポイント悪化した。18歳未満の「子どもの貧困率」は、前回比0・6ポイント増の16・3%で、初めて全体の貧困率を上回った。データがある1985年以降、いずれも過去最悪。
相対的貧困率は、全国民の所得を順番に並べ、真ん中に位置する人のさらに半分の額を「貧困線」と定め、それに満たない人の割合を指す。今回の調査で貧困線は122万円だった。子どもや専業主婦など所得のない人についても、世帯の所得を1人当たりに換算するなどして計算した。
一方、1世帯当たりの平均所得は、11年に比べて11万円少ない537万2000円で、85年以降、過去4番目に低い水準となった。
暮らしぶりの悪化について、厚労省は「非正規雇用が増加し稼働所得が減ったり、高齢者世帯が増えたりしたことなどが要因」と見ている。
2014年07月16日 08時46分
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貧困率上昇、「子ども」も過去最悪の16・3%
2014年07月16日 08時46分
厚生労働省は15日、昨年実施した「国民生活基礎調査」の結果を発表した。
2012年の所得を基に、所得が少ない人の割合を調べた「相対的貧困率」は16・1%で、前回調査(09年時点)に比べて0・1ポイント悪化した。18歳未満の「子どもの貧困率」は、前回比0・6ポイント増の16・3%で、初めて全体の貧困率を上回った。データがある1985年以降、いずれも過去最悪。
相対的貧困率は、全国民の所得を順番に並べ、真ん中に位置する人のさらに半分の額を「貧困線」と定め、それに満たない人の割合を指す。今回の調査で貧困線は122万円だった。子どもや専業主婦など所得のない人についても、世帯の所得を1人当たりに換算するなどして計算した。
一方、1世帯当たりの平均所得は、11年に比べて11万円少ない537万2000円で、85年以降、過去4番目に低い水準となった。
暮らしぶりの悪化について、厚労省は「非正規雇用が増加し稼働所得が減ったり、高齢者世帯が増えたりしたことなどが要因」と見ている。
2014年07月16日 08時46分