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第2戦

2007-03-21 23:37:57 | Sports:football
 ACL第2戦.

 まずは川崎とバンコク.ホームの川崎だが立ち上がりからプレーの精度が非常に悪い.試合に入っていけない感じ.対するバンコクは意外に出足が良い(調べると大学生のチームでは無いらしい).と思っている間にサイドへうまいスルーパスを通され簡単にフェイクでかわされ失点.ちょっと情けない失点の仕方.そのまま川崎は得点が取れないまま試合終了.ただ相手が得点をくれたので何とか同点で終わることができた.
 とにかくこの日は立ち上がり.足が止まっているし相手のプレスに驚いたような対応.それが全てだった.選手で言うとボランチの河村,右サイドの井川,そしてマギヌン.この3人のプレーが足を引っ張っていた.あからさまに動きが悪かった.
 あとは全てのシュートの精度.「クロスバーを越えた」という実況を何度聞いたか.せっかく高さがあって優位にセットプレーをこなせるのに,あれでは・・・.まぁセットプレー以外で相手をあまり崩すことが出来なかったのもちょっと悲しいものがあったが.

 しかしホームであの内容で拍手するサポーターって一体なに?と思ってしまった.引き分けにしても内容が悪すぎる.もうちょっと厳しくてもいい気がする.


 次にシドニーと浦和.驚いたのがシドニーが完全に浦和の穴を見抜いていたことだ.つまり3バックのサイドのスペースで守備の弱い側,つまり小野のサイド.1点目はまずそこへボールを出してネネを釣り出して後ろに戻す.すると守備に戻らない小野のところにノーマークが出来る.そして悠々とクロス.そのこぼれ球を拾われて失点・・・.
 穴への攻撃は延々と繰り返される.浦和,というか小野とネネはコミュニケーションがとれず.左サイドの低い位置をどっちが守るか?全く決まらないまま.そしてサイドが下げられ必然的にシドニーのペースになる.それはFWからDFまでの距離も長くしてしまう.最悪のパターン.
 後半4バックにしてようやくリズムを取り戻す.そこからはシドニーを圧倒.今年からプレスの意識が少し上がったがそれが垣間見れた.そして同点で試合終了.後半の内容であれば勝てた試合だろう.ワシントンがボールにあまり絡めなかったのが痛かった.

 浦和はそろそろ日本で勝てるからOK,というチーム作りを脱却して欲しい.3バックでも4バックでも良い(1トップのチームに3バックはどうかと思うが)が,今のシステムで小野をあのポジションで使えるのは弱いチームとの対戦だけだろう.もっとレベルの高い相手を想定してチームを作って欲しいものだ.そうすれば日本のレベル自体も上がるだろうし.

 何にしろ豪州まで行ったあれだけのサポーターには頭が下がる.海外まで応援に行くなんて日本だとサッカーチームのファンだけだろう.


 というわけでACLを見たが,ACLは次のシステム変更を期に一気に盛り上がりが増すような予感がした.多分日本は今より枠が増えるだろうから.応援してないチームの国際試合でもあれだけ面白いのだから.相手にシドニーなんてそこそこのチームが出てくると尚更.浦和も川崎も点を取られたら何か悔しいし.豪州のやつらが喜ぶ顔はW杯を思い出してもっと悔しいし.とにかく本場のCLが盛り上がる理由はよく分かった.

 アジアで盛り上がっていないわけでは無い.日本と韓国が例外的に盛り上がっていないだけだった.韓国は知らないが日本は各局がスポーツニュースで取り上げるレベルになった.サッカー人気の定着とCWCの存在が大きい.更にはACLに豪州が加入したことで全体のレベルが上がったことも無関係では無いと思う.


 最後に.川添は「よーし!」を言い過ぎ.家と勘違いしてるんだろう.ゴール入ったときだけにして欲しい.
 それに浦和戦の実況.「土曜に代表の試合があるから怪我しないようにして欲しいですね」.自分ところで代表戦放送するから?なにそれ.こんな意識のメディアがいたら盛り上がるものも盛り上がらない.

 日本の地上波系のメディアの中は相当古い体質がはびこってるんだろうな.


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