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CWC第3戦

2008-12-17 20:46:40 | Sports:football
 G大阪とアデレード.ACL決勝に続いて3度目の対戦.まずCWCはこの組み合わせを真っ先に変更すべきだろう.余りにおかしなシステムだ.

 G大阪はACLのタイトルを獲得したがリーグ戦は不甲斐ない成績で終わった.しかもここ数戦のG大阪を見ているとこの試合の勝利さえ危うく感じていた.
 そしてその予感どおり試合はアデレードが押す.ACL決勝第2戦のように激しいプレスを繰り返す.ACLではかいくぐれたプレスもこの日のG大阪はかわせない.確かに世界大会の緊張感もあったし,アデレードも修正してきて良いサッカーをしていた.
 ただそれ以上に大きな敵がいた.芝だ.滑るのでなく芝の根付きが悪く足をとられる.パスもはねる.G大阪の特徴が失われていた.

 この試合に向け修正してきたアデレードだが,個人能力の修正まではできなかった.もう少し質の高い選手がいたならば数回あった大きなチャンスでゲームを決められていただろう.G大阪は相手に助けられた部分が大きかった.
 そして先制したのはG大阪.佐々木の負傷退場が逆に良い方に働いた.中央を固められボールを納められなかったG大阪だが,佐々木が抜けることで遠藤が両サイドに開くことができた.これによりサイドに起点を持て,そこから攻撃を展開できるようになっていた.

 その後もACLから修正してきたアデレードにより最後まで厳しい戦いを強いられた.そんな中,西野の致命的なミスも加わった.
 怪我から復帰したばかりの二川.痛々しいテーピングが彼の状態を示していたし,走り方にもそれが出ていた.1-0の状態で彼を下げるのは難しかったかもしれない.それでも彼の動きを見ると下げるべきだった.山崎の投入はまさにそのタイミングだった.
 しかし下げたのは途中交代で入った播戸.そして直後に二川は負傷.来季にも響きかねない.名監督に違いない西野だが,ひとつだけある大きな問題.同じ選手ばかり使うこと.そのツケをこんなところで払わされることとなった.使って伸びる選手もいると思うのだが・・・.

 結局1-0でG大阪の勝利.相手に優位に試合を進められたが,結局は単純クロスとカウンター以外に攻め手を与えなかったのはG大阪の底力だろう.というかこれがそれぞれのチームの持つ実力差だ.

 順当な勝利でユナイテッドへの挑戦権を得た.ただ二川と佐々木を欠いたことでG大阪の勝機は限りなく減った.世界の舞台ではベストな布陣で戦う姿を見たかった.


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