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第2節

2007-03-16 20:03:28 | Sports:football
 遅くなったけど第2節.今回はスタジアム観戦あり.

 

 そのスタジアム観戦は写真のとおり神戸と川崎の試合.「川崎のほうが人が多く見える」という隣の人のコメントどおりインドネシア帰りの川崎のほうが攻守の切り替えが速かった.神戸は中盤でボールが全く落ち着かずサイドに光明を見出そうとするがそれもかなわず.前半はミドルシュートは数本あったものの決定的な場面は作れずじまいだった.
 ただ川崎もそれほど多くチャンスを作れていたわけでもなかった.しかし黒津のスピードは脅威だったし,ジュニーニョは存在そのものが脅威だった.中村からのパスがうまく繋がらなかったのが救いだった.

 後半すぐに神戸は失点.左サイドでややジュニーニョが自由になれた瞬間に生まれたゴールだった.あれを決めてしまうのが技術の差というやつだろう.この時点で勝ち点3は無いだろうという予想を立てたが,その後すぐに谷口の退場があり流れが一気に変わった(退場するのにスタンドにウィンクするのはどうかと思う).

 しかし結局神戸は同点止まりだった.退場後圧倒的に攻め続けたこと,ホームであることを考えればこの引き分けは残念な結果だろう.目立ったのは大久保が全く機能していなかったこと.そのために攻撃が機能しなかったとも言える.とにかくボールを受けたときの判断が遅すぎるのか,それとも癖か?それとも良い状況でボールを保持できなかったのか?受けると必ず複数回ボールタッチを入れる.スペースに飛び出す動きもほとんど無い上ボールを受けたときに殆ど前も向けなかった.もう少し彼とFW,2列目で連携が取れなければ神戸はこのまま厳しい状態が続くだろう.ポジション変更もひとつの選択肢だ.力はあるのだから.

 スタジアムのチラシで神戸のシステムが4-4-3となっていた(しかも2箇所)のはどうかと思う.


 次に横浜対横浜.ダービー.フリューゲルスを知っている世代には何とも言えない感じがした.しかもFMからFCへの移籍組もいる.盛り上がらないわけが無い.あぁいう盛り上がりは見ていても楽しい.
 試合は前戦のとおりFCが「引いて守り速攻」というスタイルをとってきた.ひとつ違ったのはキングが左サイドにいたことか.正直運動量は前半終わりくらいで落ちたしスピードも無いがその存在感は一番だった.それこそがこの日のFCにとって重要な要素だった.久保,奥に加えカズのところである程度ボールが収まる.右サイドの内田も攻撃で目立った.この日は前戦より攻撃が機能した.
 その結果が1-0というスコアだろう.これは美しくは無いがチームとして意図する戦いができた結果と言える.資金力・戦力の不足しているチームの戦術としては見事だ.

 対するFMだが,FCの堅い守りを破ることはできなかった.決定力というよりFWの存在が目立たなかったことが問題だろう.マルケスの前半での負傷交代が響いたのかもしれない.選手では長谷川の存在感が目を引いた.確かにルーキーでも使いたくなるのはわかる.全く不足は感じなかった…,と思っていたら全治4ヶ月.これは痛い.


 最後は鹿島とG大阪.いきなり10対10になるという展開.とにかく安田は不用意すぎるファールだった.播戸の必死のアピールで相手も退場してくれたが.
 そういう状況で普段よりスペースができた試合.それにどう対応するか?というのがこの試合の興味に移った.G大阪は守備は4-4-1という形で播戸が守備に戻り,攻撃では4-3-2,3-4-2という形を巧みに使う.明らかに鹿島よりプレスが速く,また攻守の切り替えも速い.チーム全体が連動するので間延びすることも無く試合を展開できた.そんな状況で後半から家長の投入.これで勝負は決まった.

 と書いてみたが,G大阪戦はどうしてもG大阪よりに見てしまうので,鹿島主体の視点が全く無かった.もうちょっと両サイドから試合を見るようにしよう.ただ今年の試合を見ていて今年は家長の年になるんじゃないかな?という気がした.