森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

台風がそれた

2023-08-18 | 日記


台風がそれて、今日は爽やかな青空です。
当初は日本海に抜けた台風がまともに北海道にあたってくる
予想になっていたので、かなり心配しました。
昨日は風は強かったものの、木々の細い枝が折れる
ぐらいで、倒木はまったくありませんでした。
夕方「台風はそれていきました」とのアナウンスを聞いて
ほっとしました。

なにしろここで怖いのは倒木です。
自然の森なので木々は細くて高いのです。
そして土壌は度重なる駒ケ岳の噴火のせいで、ほとんど
火山灰層になっていますから、根っこのグリップは
脆く弱く倒れやすいのです。
逆に水はけの良いこの土壌は、かなりの大雨にも対処でき
るので雨台風には心配はいりません。

この小屋でいちばん怖いのは、駒ケ岳の噴火です。
火口から半径4km内のチョット危ないエリアに入って
いるので、ドッカ~ンと大噴火が起きようものなら、
一瞬にしてポンペイ状態になります。
まあ、その時はその時でいいや、と思っています。
後世の人々に発掘されるのも、これまたいいかなぁ、
などとつまらない空想を楽しんでいます。



台風が過ぎ去ったとたんに、植物が秋らしくなりました。
来週23日はもう処暑です。
暑さのピークを越えて朝晩は涼風が吹き始めます。
23日といえば関西の子どもたちのお楽しみ、地蔵盆の日
です。
お地蔵さんは、その地域や子どもたちの守り神として古く
から信仰を集めています。
この日は、大人が子どもたちの健やかな成長を祈願して、
お地蔵さんにたくさんのお花やお菓子を供えます。
子どもたちはそのお下がりのお菓子を分け合って食べる
のが楽しみなのです。
地域によっては、屋台が出たり福引をやったりするところ
もあります。

子どもたちの楽しみは、大人に比べたらとても少ないので、
地蔵盆が関西地域だけではなく、全国的におこなわれると
いいなと思います。
今までにも関西発で全国に広がったものはたくさん
ありますから、
古くは「きつねうどん」新しくは「恵方巻」のように。



お盆が過ぎるといよいよ台風シーズンです。
今年の二百十日は九月一日ごろとのこと。
この夏の高温を考えると、それまでにもでっかいのが
来そうな気がします。
北海道に上陸する台風は少ないのですが、それだけに
上陸したらかなりの被害がでます。

怖い秋です。
















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