森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

自然は明るい

2022-03-21 | 日記


 このところ暖かい日が続いているものの、朝晩の冷え込みで雪が舞います。
 なかなか雨にはなってくれません。
 まさに三寒四温といったところです。
 そんなわけで、森の中はまだこんなに雪が積もっています。
 それでも春は春。そして今日は春分の日です。



 この一か月間、朝いちばんのニュースは戦争のこと。
 次は地震のニュース。
 それからコロナの現状。
 生活面ではガソリンをはじめとした、さまざまな物の値上げのこと。
 暗いニュースのオンパレードです。
 今日は、岸田さんがどこかの国へ行ったとか言っていましたが、なんのため
 に行ったのかまでは伝えていませんでした。
 
 そんな中で明るいニュースもありました。
 なんと年寄りに、お金をくれるというのです。
 そそっかしい私は、0を一つ間違えて5千円を5万円と勘違いして勝手に
 ルンルンになっていました。
 しかしいずれにしても、それはただのぬか喜びでした。

 考えてみれば、日本中いや世界中が苦難のさなかにある時に、目的のないお
 金をくれるなんて怪しいことです。
 しかも、5千円一回きりだと米と味噌を買ったらおしまいです。
 バラ撒くならしっかり印刷して、でっかくやってほしいものです。
 どうせ、借金に麻痺した人たちがやるのですから。
 
 
 湖畔へ降りていくと、湖氷がかなり融けていました。
 自然はそんな暗い人間社会とは無関係に、明るい陽光が融けだした氷の粒に輝き、
 いつも通りに希望を与えてくれました。
 あちらこちらでフキノトウが、元気な笑顔を出していました。
 「人間は賢いけれども、愚かな一面もあるのだね」と笑っているようでした。