森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

冬の足音

2020-10-14 | 日記


 今朝は、この秋いちばんの冷え込みでした。
 おかげで一段と紅葉が進みました。
 予報によると、今晩は峠で雪が降るらしいのです。
 この調子じゃ、駒ケ岳の初冠雪もじきにきそうです。今年は早いです。



 こんな冷え込みのなかで、まだがんばっている子がいました。
 名前は「エゾノコンギク」。
 さすがに、森で咲いてる花はこれだけです。
 珍しいのか、虫たちがいっぱい集まってきます。
 みんな花が好きなのです。
 
 いつまで咲くのでしょうか?
 霜が降りるまででしょうか?
 いや、もしや今晩の寒さで終わるかもしれない。
 と思うと、応援したくなりました。



 今のところ、森ではまだ雪虫が舞っていません。
 真っ白でふわふわで、風にまかせて飛ぶ、というより舞う雪虫。
 その年によってですが、向こうの景色が良く見えないほどの大発生のときは、歩い
 ていても眼、口や鼻に入って困ります。
 それでも、なぜか憎めないのが雪虫です。
 しかも、アッという間に消えてしまうから、なんとも脆く儚く感じてしまうのです。
 
 「札幌ではもう飛んだよ」と聞きました。
 冬の足音が近づいています。