真夏
2020-07-19 | 日記
スイレンが賑やかに湖面を飾っています。
毎年、早春の水芭蕉と真夏のスイレンは、とかく漫然となりがちな森の生活に、
メリハリを与えてくれます。
しかし、賑やかながらもちょっと淋しさを感じるスイレンを眺めていると、
「あゝ 今年の夏もピークがきたんだ」と残り半分の夏がいとおしくなります。
今年はかわいそうにも、子どもたちの夏休みがかなり削られてしまいそうです。
そんなにいっぱい勉強しなくても、むしろ子どものうちは思いっきり外で遊ん
だほうが、賢い人になれるような気がしますが、どうでしょう。
しかし、自分のことを考えると分からなくなります。
ちなみに、アメリカでは州によって多少の違いはあるものの、子どもの夏休み
は3か月間です。しかも宿題なし。
3カ月休んで「そろそろ 学校へいきたいなぁ~」となったころ学校が始まり
ます。
ロシアも3カ月と聞いていますから、ヨーロッパの国々も同じようだと思いま
す。
どうして日本では3カ月夏休みができないのでしょうか?
とにかく、子どもは勉強しすぎです。
日本文化は基本的に「我慢」を賞賛する伝統があるから、きつい仕事や生活に
も耐えて耐えて、文句ひとついわない生き方が美徳とされてきました。
もし、3カ月も遊び惚けていたなら、すべての日本人はアホになって、国が亡
びると危惧しているのでしょうね。偉い人たちは。
明日20日は土用です。
子どものころは「土用が過ぎたら海は潮が変わるから 泳いじゃだめだよ」と
いわれたものです。
内地でも土用が過ぎるとクラゲが出て、刺されて泳げませんでした。
懐かしい想い出がよみがえるのも、真夏のせいです。