森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

消火栓

2017-04-17 | 日記
 

 5号線を函館へ向かうと、桔梗を過ぎた辺りから急に交通量が増えます。
 すると先ず目に飛び込んでくるのが、このレトロな黄色い消火栓です。
 
 子供の頃からどこにでもあって見慣れたもの、そして80年以上も変わらず同じ場所にあ
るもの、しかも歴史的建造物や古民具などではなく、それが今でも立派に活躍している生活
設備とあっては、めったにお目にかかれるものではありません。

 そんな珍しい消火栓を訪ねてみました。



 今では人通りも疎らな銀座通りです。街の変遷を目の当たりにしているのでしょう。



 十字架が異国情緒の街を見守ってきたかのようです。



 今では観光客で賑わうベイエリアには、デザインは同じでも少し寸の短いものがあります。



 港を見下ろす消火栓、出船入船を眺めています。



 大きく両手を広げて人々の生業と安全を守ってきました。



 路面電車と黄色い消火栓はベストマッチングです。昭和の香りが漂ってきます。



 時代の移り変わりとは無関係とばかりに、どっしりと落ち着いた函館の消火栓、この先も
この街の変わりようを見続けていくのでしょう。

                            動(yurugi)