森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

雪解け

2015-03-26 | 日記
 今朝から、待ちに待った本格的な雪解けが始まりました。
湖面を覆っていた氷は柔らかくなって、雲のような感じです。
この先の一週間は晴れの予報ですから、全部解氷するかもしれません。



 岸部の雪もどんどん解け出して、冬の四か月間モノトーンだった風景が、
いきなり鮮やかなカラーの世界に変化しました。



 森の主役はもちろん木です。
やっと厳しい寒さが終わって「さあ、これからのびのびしましょう」と言ったところです。



 木は長生きです。何百年は普通、中には何千年生きるものもあります。
やがて老いて嵐や雪の重みで倒れます。でも、これで死んだわけではありません。
その根元から実生が成長して、再生というか復活します。
本体は大地に栄養を与えたり、木材となって別な生き方をしていきます。



 雪解け水の傍でフキノトウが顔を出しました。新しい命が現れたら、春です。