森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

朝日

2015-03-13 | 日記
 この小屋から朝日が見えたのは、本当に久しぶりのことです。
半月ぶり、いやもっと前にちょっと出たのを覚えているぐらい。
車はすっかり埋まって小山になってしまいました。これを動かすのは
大変です。
 
 本能なのか、人も動物も朝日が出るとじっと見つめています。
カラスやトビは、朝日に向かって群れをなして飛んでいき、夕陽に向か
って帰ってきます。

 太古の昔から変わらない生活をくり返してきたのに、いつの頃からか、
人間だけが森を抜けていきました。そして「忙しいのが美徳」の社会
を創りました。スピードと効率を競って慌しく生きるのです。

 人はいったい何処へ向かって走っているのでしょうか。