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昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

剣山「大劔神社」へ参拝

2008年10月28日 | 山歩き
10月12日に登った「剣山」の記録を再開します。



「刀掛の松」から「大劔神社」を目指して進みました。
出発してすぐに林の中の道になり、しばらくの間、景色が遮られてしまいました。



「刀掛の松」から10分程度歩いた辺りに、視界が開けた場所がありました。
向こうに見える建物は、登山リフトの「西島駅」と思われます。



上段の写真と同じ場所から山の上を見上げて撮った景色です。
とても急な斜面ですが、だいぶ上まで林が続いています。



小さな橋のそばに鮮やかに紅葉した「もみじ」と思われる木がありました。
緑の山と、紅葉の間を進む道の先には遠く山並が見えます。

妻からこの景色を絵にしたいと言われ、撮る位置を変えて十数枚写真におさめました。



「大劔神社」に到着です。

神社の建物は、3棟で構成され、向かって左は倉庫と思われ、向かって右は社務所兼売店、神殿は、中央奥にあります。
神社の裏には白く巨大な「御塔石[おとうせき]」がそびえています。

「御塔石」は、古代信仰の山に見られる巨岩の磐座[いわくら]と思われます。
磐座は、祭祀の時、神をお招きし、降臨[こうりん]した神がお座りになる場所と考えられています。

古く、由緒ある神社近くには神山があり、その頂上に近い場所に巨岩の磐座があります。
奈良の大神神社の社殿は拝殿だけで、後ろの三輪山を拝むようになっています。
神山や、磐座を拝む祭祀の場所に拝殿を造り、さらに拝殿の後ろに神殿を造った神社の歴史過程がうかがえます。



「大劔神社」です。
建物の間にこじんまりとした神社がありました。
両脇の柱に「天地一切の悪縁を断ち」「現世最高の良縁を結ぶ」とありました。
しかし、次々と参拝する人達には独身が見当たらず、とりあえず「悪縁を断つ」願い事が続いていたようです。

私も妻と参拝し、悪縁があれば断って下さいと祈った他、家族の健康と、2日間の旅行の無事を祈りました。



「大劔神社」の前にある広場から「西島駅」に下る道です。
下から数名の人が登って来ています。

ひと際紅葉した1本の木の向こうの岩場は、「西島神社」がある場所のようです。

大劔神社の社殿横からもう一本下る道がありました。
案内板には90m下った場所に「剣山御神水」[つるぎさんおしきみず]が湧いていると書かれてあり、名水百選でもあるようです。

案内板に「病気を治す若返りの水」と紹介され、行きたい気持ちはありましたが、足が心配で断念しました。



「大劔神社」から一段上に登った場所で、巨大な「御塔石[おとうせき]」の上部が見えています。

実に巨大な岩ですが、写真では伝わらないようです。



右の白い岩は、「御塔石」です。
向かいの山の紅葉が美しく輝き、つい神聖な「御塔石」に乗ってしまいました。

10月14日掲載の2番目の写真も、同じ場所から撮った写真です。



上段の景色をズームで撮った写真です。
山の斜面に日が当り、紅葉が輝いています。
写真ファイルには10:22撮影と記録されていました。

感動のわりに、紅葉がきれいに撮れていなかったので残念です。



「大劔神社」の「御塔石」から少し登った場所から撮った写真です。
数人のグループの人達と、下から突き出た「御塔石」の大きさを比べると、巨大さが分かります。


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