加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和4年 東日本大震災から11年(2)

2022年03月10日 | 3・11 凧絆プロジェクト

令和2年3月10日 明日で東日本大震災から11年となります。
東日本大震災を記録した河北新報社の「3・11大震災」と三陸河北新報社の「大津波襲来・石巻地方の記録」の2冊の本があります。
2011年の震災の年に避難所に住む方々を元気付けるために「仙台凧の会」が全国の凧仲間に呼びかけて凧を募集しました。
私の方も簡単に揚げられる凧をセットにして送りましたところ、そのお礼にと上記の2冊の本が送られてきました。
永く本棚にしまっていたのですが、11年になったので取り出し本のページをめくると生々しい写真に当時の記憶が鮮明に蘇ってきました。


本の中は全てを記録する形で構成されており、今まで報道されていたもののほかに記者の方の目線での写真となっているので、見るたびに心が痛くなるものばかりです。

孫たちは当時小学校3年でこの本を見せたのですが覚えているのだろうか?今は県外の大学へいっているので今度帰省したら記憶に残るように見せようと思っている。

震災から10年経ったころから人々の記憶から薄くなったと思います。
人々の記憶はその時の記録で蘇ることもあると思うのです。
これからも細々と慰霊の凧を揚げていきたいと思い、それが記憶を忘れないことだと思うからです。
明日は震災から11年となる日です。「鎮魂」の凧を揚げて慰霊したいと思っています。

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