加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

平成30年 3.11 凧・絆プロジェクト(5)

2018年03月11日 | 3・11 凧絆プロジェクト

平成30年3月11日 10日に震災の慰霊の連凧揚げを行いましたが、風が弱く垂れ幕凧を揚げられなかったのでモヤモヤした気持ちが残っていました。
日本の凧の会の大阪支部では3月11日(日)に3月の月例凧揚げを計画してましたので、前日の夜に坂井会長に参加したい旨を伝えると「参加してください」との了解を得ることができたので、早朝に出発しました。
敦賀迄高速道路を利用し、以降は一般道を利用しましたが、京都市内に入ると観光客の入込で各所で渋滞しており、結果的に京都南ICから高速で寝屋川市の河川敷公園に到着しました。

河川敷公園には多くの利用者が各々の遊び方で訪れて駐車場は満杯の状態でした。
凧の会のメンバーの方は既に凧を揚げています。凧揚げは午後1時からで凧の会員が集まり震災で亡くなられて方の冥福を祈り、全員で黙祷をしました。

天候は晴で気温は12~3℃位です、風速は4㎧がを超える位でしょうか時折強くなったり弱くなったりと一定していませんが乾燥しているのでしょうか寒さは感じません。

到着した時から絆と書かれた布団凧が飛揚していました。

(絆の布団凧)
私の震災慰霊の垂幕凧を揚げたのですが、この凧には風が弱く垂れ幕が上手く広がりませんが何とか飛揚してくれました。

(震災の垂れ幕凧)

続けて「鎮魂」の角凧を揚げ、青空に凧が飛揚し大阪まで来たかいがあったと思いました。
慰霊の連凧は連凧には風が強いので今回はあきらめました。


(鎮魂の角凧)

(鎮魂の角凧・垂れ幕凧)


(布団凧)
凧揚げを終え、帰りの高速は車が多く北陸自動車道でも多くの車が走行しており景気が回復してきていることを実感できる状況でした。

自宅に帰ると道路が濡れており雨が降ったことが分かり、大阪との気候の違いに驚きました。

10日と11日の2日間に亘った震災の慰霊の凧揚げは終わりました。

東日本大震災から7年が経過しましたが、まだ完全に復興していないそうですが、私も毎年、慰霊の凧を揚げ震災を忘れないようにしていきたいと思った次第です。