加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

平成30年 3.11 凧・絆プロジェクト(4)

2018年03月10日 | 3・11 凧絆プロジェクト

平成30年3月10日 今日は1日早く震災の慰霊の凧揚げを行いました。
今年は例年の松任海岸から松任海浜公園へと凧揚げの場所を変更しました。
海岸の砂浜から芝生の公園内の方が足元が良いと考えての変更でしたが、昨日までの雨と今朝がたの雨が降り公園の芝は所々濡れていましたが、足元は砂浜より歩きやすく場所は良いところでした。

今日の天気予報では晴となっていましたが、午前11時の天候は曇りで気温は5℃、風速は2~3㎧、西~北西の風でとても寒い日でした。
東北の方も2011年のこの日は寒い日で、地震後には雪が降っていたことを記憶しています。

震災で犠牲となられた方の霊を慰める意味で「鎮魂」と書かれた角凧を揚げていたのですが、凧は静止してくれません。時折強い風が吹くと凧は高く揚がりますが暫くすると風が弱くなり落下してきます。

(鎮魂と書かれた角凧)
凧をホッピングしながら風をつかもうとしていましたが、思っていたより風は気まぐれでこちらが根負けして凧揚げをやめました。

例年凧揚げの協力をしていた方々は今回は都合がつかなかったので、今回の凧揚げは知人が1名だけとなりました。
連凧の先頭を持って全部の連凧を延ばし、一気に引き上げようとしたのですが地上5m位の高さまでの風が弱く先頭凧が飛揚してくれません。それでも一瞬の風をつかみ先頭凧は高く飛揚し、連凧全体が揚がっていきました。
(曇り空に揚がる連凧)
今年の連凧の文字は「愛」です。

(飛揚する連凧)

(飛揚する連凧)
上空には風の層があるようで連凧は右へ左に、上に下へと龍が暴れているように激しく動いていました。

40分位飛揚させていましたが、今日は曇りで寒く、公園の利用者も少ない寂しい状況だったので連凧を降納しました。

今年も被災された方々のことを忘れないための凧揚げが出来ました。

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