加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

やっと青空が

2018年02月09日 | 日々雑感

平成30年2月9日 今朝新雪がうっすらと積もっていましたが、青空の中で陽が高くなるにつれ気温も上がり楽が出来る一日となりました。

今日は美川町の方へ出かけてきたのですが、町の中の道路は凸凹状態で車体の底がザァ、ザァと擦って進みます。
地域によって道路の除雪が進みアスファルトが黒々と現れている道路もありました。御経塚ー美川線は上り側は概ね除雪が出来ていましたが、2車線の内1車線は圧雪状態で凸凹になっていました。
下り車線は渋滞が発生し、長い車列が続いていました。


(積雪による渋滞中)

(1車線には残雪が)

今日は昨日まで立往生していた国道8号線も開通し車の渋滞も緩和されたそうです。
JR北陸線は金沢~福井間は除雪が完了したので列車が運行できたのですが、車両基地の除雪が総て完了できていないので、運行本数も少なかったようです。

今日の新聞で興味深い記事が出ていました。(平成30年2月9日 北国新聞)
【浅電 運休知らず】
北鉄金沢―内灘 除雪対策万全
石川県内の鉄道やバスなど公共交通機関が混乱する中、金沢市と内灘町を結ぶ北陸鉄道浅野川線の電車が大雪の日も運休せず、ほぼ定時運行を続けている。
8日も金沢市と白山市を結ぶ石川線が夕方まで運休したのに対し、浅野川線は午前5時33分内灘駅発の始発から通常通り運行した。
北鉄によると、ラッセル車がないため、営業運転後の深夜から早朝に客を乗せずに電車を走らせることで、線路の雪を飛ばす対策を取っている。雪が積もると事故の危険があるため降雪状況を見ながらこまめに線路の除雪に努め、駅や踏切は人海戦術で取り組む。

【石川県知事JR西日本に不満】
「大量輸送手段なのだから・・・」
谷本知事が北陸線を全線運休としたJR西日本の対応について苦言を呈した。
北陸線は7日が全線運休、8日も金沢ー芦原温泉間の特急、普通列車が運休となった。
谷本知事は「安全第一が当然なので、JRを批判しているわけではない」とした上で、「雪で頼りになるのは公共交通、高速道路も国道8号線も電車も動かないとなれば、小松と金沢はどうやって行き来すればいいのか。列車は大量輸手段なのだから、部分的にでも走らせることができなかったのか」と指摘した。
一方で通勤時間帯の交通手段を確保するため、IR石川鉄道が7日午前に6便の臨時列車を走らせたことを挙げ、「JRもそうした配慮があってもいい。本社の決定だからと言って全線運休にするのは簡単だが、時には金沢支社の独自の判断も必要なのではないか」と状況に応じた対応を求めた。

二つの記事ですが、浅野川線の場合は起きる事象に事前に対応でき、電車を通常運行するために従業員の方が懸命に鉄路を守った事例だと思います。
ただ、浅野川線は海側に位置していたので金沢市内より10cm位積雪が少なかったのですが、昨日までに内灘町で50cmを超える積雪がありました。
一方、石川線は鶴来の方では山に近いため金沢市内よりもっと多くの積雪がありました。

北陸新幹線開業と時同じくしてJR西日本から民営分割したIR石川鉄道の努力は乗客の足を何とかしたいとの思いが強く感じられます。

今回の雪害で3社の対応の違いが出たのですが、各社ともに一生懸命対応された思うのですが、JR西日本の北陸線では少なくとも特急が運休していたので、普通列車を近距離で運行する運用が今後期待したいものだと思いました。

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