武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ドーナツの巻

2009-02-20 16:52:05 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2月17日(火)掲載のえ

1960年の頃の日活の映画を思い出す。ハードボイルドな黒いドーナツ。物語の始まりだ。

俳優の宍戸錠さんの思い出の食べ物は、終戦後に米軍(GI)から貰ったドーナツ。GIがコルト45のオートマティック・アーミーモデルをグリースで拭き、工具で分解しているのを、宍戸少年は、金網から顔に跡がつくほど見ていた。拭き終わっても見ていると、GIは「ちょと待て」とドーナツを持ってきてくれた。あまりのおいしさに、半分のドーナツを兄と弟に残しているともう一つ持ってきてくれたという。GIは、宍戸少年の心を見通した。本物の拳銃とドーナツの味は忘れられないと語ります。

担当の記者の方から、ヒロク二さんにマカロニ・ウエスタン調でいきますか?と書かれていた。そうです、日本も頑張って西部劇をしていたのを思い出した。和製西部劇というのかな?セットを作って西部の町を再現し、店の名前は日本語で書かれていて日本独特の西部劇があるのです。それに宍戸錠さんはよく出ていた。ヒロク二さんにそれを言うと、分かったという顔した。そして急に「拳銃があった。探してくる。」と庭をごそごそやりだした。わたしは「家に、拳銃を隠し持った記憶はないんだけど・・・。そんなもの見たことない・・・。」と法を犯している気分がして悪の匂いってこんな感じとそのスリルを味わった。どこかに埋めてあるのか?埋めてあったものをヒロク二さんが見つけていたのか・・・。


そして、出てきた拳銃。プラスティックではなく鉄のおもちゃの拳銃が出てきた。重さがあるのがリアルな感じだった。物を買わずに出てくるなんて。きっと、前に住まれていた方のものだと思う。こういうとき、幸運の女神が微笑んでくれたという感じがして嬉しく思う。


ヒロク二さんは、こんなデッサンをしたり、ミスタードーナツで買った8個のドーナツと格闘していた。とにかく、イメージを作るのにドーナツだけでなく、よけいなものをたくさん描いていた。
今回はとてもたくさんの絵を描いて、新聞社に絵も2枚送っていた。そして、選ばれたのが赤、黒、ピンクの絵です。この絵を見ているとハードボイルドかミステリーを読みたくなりませんか?
クレヨンでこんな絵が出来上がるのです。
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