神戸のポスターの絵。子供が描いた絵のように見えるけれど、
60代のおっさんが描いてます。手を振っているモンスターは何なんでしょう!
こちらも、神戸のポスターの絵。
このシリーズは、描き始めるとすごい勢いで、10枚の絵を描いてしまいました。
この絵に取り掛かった時、神戸の裏町を急に鉛筆でデッサンすると言うのに付いていきました。工場地帯の川のあたりを描いていたりして、依頼者の思惑とずいぶん離れているようなので、わたくしは、ヒロク二さんの巫女様のようになり、ヒロク二語を依頼者にうまく伝え、依頼者の方の意見をヒロク二さんに伝え、ポスターが出来上がったのです。
「とにかく急に変わらないで、普通に描いて下さい。いつもの絵を!!」とヒロク二語で言いました。ヒロク二さんが、普通に鉛筆の風景デッサンを描こうとしたことが、とても迷惑だった。「君は、アカデミズムを否定することから絵画をはじめたのではなかったのか!」とチンプな意見を言いそうになった。依頼された方と無事ポスターとして飾られたあと「ハラハラしたなぁ。」「最初参ったよね。」と二人して一安堵してお酒を飲んだのでした。ヒロク二さんは機嫌よくおしゃべりに熱中していた間のつかのまの会話で二人はホッとしたのでした。
楽しげで、軽快で、難解なポスターが出来上がりました。