最近のヒロク二さんの写真。柿の葉も落ちて、踏みしめるとカサコソと音がします。庭を掃除をしてウオーミングアップ。木に触れるのがとてもいいという。ヒロク二さんは、レレレのおじさんのように思えて、その姿を見てクスッと笑うのが常であります。この写真は、古い写真ではありません。わざわざ一眼レフで、白黒のネガで撮っているのです。住んでる家はレトロで、私達も、裸電球もあたりまえに使っていて、木のちゃぶ台で食事をしているから、写すとなんでも昭和に見えるのです。
生活の為に、(とは言え楽しかった)子供の造形教室をしていたころは、住まいを急にアトリエに変身させ、教室にしたてるのでありますが、おやつの時間があり台所で、「先生、おやつ何個?」「先生、あまってるけど今度何個?」「先生、欠けら何個?」と聞かれる度に、わたしは絵の教室をやってるはずなんだけれど、儲からない孤児院でもやってるのかしら!と頭を抱えた。絵を習いに来るくらいだから、結構いいとこの子だろうと思っている子供達が、台所では昭和の子供に変身する。早いもん勝ちの日もあれば、割り算をして、秤できっちり分けてみたり、子供もいろいろ考えてて、わたしは、不正がないように見張っていた。「先生、お腹すいた。」という子もあり、一段と孤児院意識が深まったりして面白かった。一人っ子の子は、奪うということが解からないから苦労していましたネ。とにかく皆で食べるおやつが楽しそうでした。その子供達も大きくなっているようで会うとびっくりします。子供達は成長していってるわけで、こちらは、歳をとったと年齢を感じる年頃ですからね。気持ち、化粧も濃くなったりしていて。
2/19 火 チャーハン 岩井志麻子 ぶたにく やきめ カンコクとテレビに書かれたメモ。ヒロク二さんらしいと思い撮っておきました。白いクレヨンで描かれているところを見ると、わたしは留守にしていたようです。これも、白黒フィルムで撮りました。デジカメと違いちゃんと写ったかどうか現像するまで解からないから、写真をとりに行って写真を確かめるまで、いつもドキドキする。一度フィルムが回ってなくて、真っ白だった事もあり、あの努力は何だったのと冷や汗を流したこともあり、デジカメと違い、いろんな感情を味わいます。