毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年8月7日(火)掲載のえ
なんとなくバラバラ事件。インディアンのような人物はすき焼きを吸い寄せて食べてる?
ヒロク二さんは、河原の枯れススキ焼きのように描きたかったと言います。
俳優で、エッセイストの池部良さんが、おやじの味「すき焼き」について語ります。また、お父様は、すき焼きとなると鉄鍋の前に陣取っていて、「おかあさんは心はあるが技がない。でも、おれには技がある。」と言ったりしていたとも。そんな父のすき焼きを食べたのは、小学校の頃。「早く食え、早く食え。」とせかされ半煮えの「すき焼き」を食べた。でも、美味しかった。溶き卵で食べるなんてすごい発明だと思ったそうです。また、すき焼きは口の大きいのが得で、ほおばってる人の顔を見てるだけでも幸せになれるとも言います。
我が家でも「すき焼き」を作りました。すき焼き鍋がなかったので購入しました。その鍋の箱の写真は、一般的なすき焼きのイメージと思い、今回参考にしました。
具は、牛肉、もち麩、糸こんにゃく、白ネギ、焼き豆腐、しいたけ、春菊です。白菜も控えていましたが、一杯になって入らなかった。
味つけは、醤油、日本酒、砂糖。水は一滴も入れずに作りました。砂糖の加減が命ではないでしょうか?
おおざっぱな、わたしの性格を知っている女友達は、日本酒をドバッと入れたと思っていると思いますが、一升瓶が重くてよく実際、日本酒を料理に入れすぎる傾向にある。大匙1のスプーンを持って、一升瓶から15ccのスプーンに入れようとすること自体がおかしいらしい。それで料理の味が不味くなったことはないのを理由に改めようとしないのでした。
すき焼きには、水を入れて下さい。(日本酒を多めに入れても美味しくなるよ!!)
実際この「すき焼き」は美味しくて、「今日のすき焼きどうしてこんなに美味しくできたのだろうか?」とヒロク二さんと味見。味見、味見と言いつつ二人で食べてしまいました。しょうがないので、またすき焼きを作った。二度目は、日本酒が少なかったのか、命の砂糖の加減が違ったのか前回ほどの出来ではなくがっかりした。気合とか、新鮮な気ちがうすれていたのも良くないのかも。
わたし達(ヒロク二センセイとわたくし)にとって池部良さんといえば、「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」。昭和残侠伝シリーズ。栃木県宇都宮の石切場を舞台に、縄張りを拡張しようとする左右田組の、卑劣な仕打ちに耐える榊組の未亡人と男の戦い。ヤクザの映画見るの~と嫌がっていたが、見てるうちに面白くなってきて高倉健の魅力にはまってしまいました。また、決定的に映画が面白くなるのは、必ず池部良さんが出てくるころ。高倉健扮する生一本な役と刀ではなく、甘いマスクで着流しではなく、背広に帽子、拳銃を持っている。健さんが殴りこみにいくと、止めに行く。そのシーンがとてもいいのです。風情がある。
下の写真は、あだ討ちに行く健さんを「秀次郎さん。どこに行きますんで?」と引き止めているところ。
健さんは「あっしは、ちょいと用足しに。」いいでしょう。このセリフ。
下の写真は、話さずとも二人してあだ討ちに行くところ。
健さん「重さん、この喧嘩の<ケリ>は 俺に付けさせてやっておくんなさい 堅気のオメェさんを行かせる訳にゃいかねェ」
池部良「秀次郎さん あれから15年 見てやっておくんなさい ご恩返しの花道なんですョ」
健さん「ご一緒ねがいます」
「義理と~人情を~天秤に~かけりゃ~。」と健さんの歌声がかかる。
これから、殴りこみに行き、必ず池部良さんは殺されてしまうのだけど・・・。昭和残侠伝シリーズの池部良さんは、必ず死ぬことになっているのです。その度に、いい人を亡くした。たまには、生きてて欲しいと感情移入して見ている。ヒロク二さんは、この映画で泣く。何回みても同じところで泣くのです。
昭和残侠伝シリーズは、必ずヒロク二さんといつも見る。ヒロク二さんの解説つきで見ます。
河原の枯れススキのように描きたかったの意味が、分かる人には分かる?と思う。
昭和残侠伝シリーズは、いい男、二人が出てくる日本映画です。
ちなみに、わたしはアラン・ドロンのファンでもあり、ジャンポール・ベルモンドも好きです。「ボルサリーノ」も二人が共演していて好きな映画。やはりギャング映画です。「ボルサリーノ2」のアラン・ドロンは最高です。
なんとなくバラバラ事件。インディアンのような人物はすき焼きを吸い寄せて食べてる?
ヒロク二さんは、河原の枯れススキ焼きのように描きたかったと言います。
俳優で、エッセイストの池部良さんが、おやじの味「すき焼き」について語ります。また、お父様は、すき焼きとなると鉄鍋の前に陣取っていて、「おかあさんは心はあるが技がない。でも、おれには技がある。」と言ったりしていたとも。そんな父のすき焼きを食べたのは、小学校の頃。「早く食え、早く食え。」とせかされ半煮えの「すき焼き」を食べた。でも、美味しかった。溶き卵で食べるなんてすごい発明だと思ったそうです。また、すき焼きは口の大きいのが得で、ほおばってる人の顔を見てるだけでも幸せになれるとも言います。
我が家でも「すき焼き」を作りました。すき焼き鍋がなかったので購入しました。その鍋の箱の写真は、一般的なすき焼きのイメージと思い、今回参考にしました。
具は、牛肉、もち麩、糸こんにゃく、白ネギ、焼き豆腐、しいたけ、春菊です。白菜も控えていましたが、一杯になって入らなかった。
味つけは、醤油、日本酒、砂糖。水は一滴も入れずに作りました。砂糖の加減が命ではないでしょうか?
おおざっぱな、わたしの性格を知っている女友達は、日本酒をドバッと入れたと思っていると思いますが、一升瓶が重くてよく実際、日本酒を料理に入れすぎる傾向にある。大匙1のスプーンを持って、一升瓶から15ccのスプーンに入れようとすること自体がおかしいらしい。それで料理の味が不味くなったことはないのを理由に改めようとしないのでした。
すき焼きには、水を入れて下さい。(日本酒を多めに入れても美味しくなるよ!!)
実際この「すき焼き」は美味しくて、「今日のすき焼きどうしてこんなに美味しくできたのだろうか?」とヒロク二さんと味見。味見、味見と言いつつ二人で食べてしまいました。しょうがないので、またすき焼きを作った。二度目は、日本酒が少なかったのか、命の砂糖の加減が違ったのか前回ほどの出来ではなくがっかりした。気合とか、新鮮な気ちがうすれていたのも良くないのかも。
わたし達(ヒロク二センセイとわたくし)にとって池部良さんといえば、「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」。昭和残侠伝シリーズ。栃木県宇都宮の石切場を舞台に、縄張りを拡張しようとする左右田組の、卑劣な仕打ちに耐える榊組の未亡人と男の戦い。ヤクザの映画見るの~と嫌がっていたが、見てるうちに面白くなってきて高倉健の魅力にはまってしまいました。また、決定的に映画が面白くなるのは、必ず池部良さんが出てくるころ。高倉健扮する生一本な役と刀ではなく、甘いマスクで着流しではなく、背広に帽子、拳銃を持っている。健さんが殴りこみにいくと、止めに行く。そのシーンがとてもいいのです。風情がある。
下の写真は、あだ討ちに行く健さんを「秀次郎さん。どこに行きますんで?」と引き止めているところ。
健さんは「あっしは、ちょいと用足しに。」いいでしょう。このセリフ。
下の写真は、話さずとも二人してあだ討ちに行くところ。
健さん「重さん、この喧嘩の<ケリ>は 俺に付けさせてやっておくんなさい 堅気のオメェさんを行かせる訳にゃいかねェ」
池部良「秀次郎さん あれから15年 見てやっておくんなさい ご恩返しの花道なんですョ」
健さん「ご一緒ねがいます」
「義理と~人情を~天秤に~かけりゃ~。」と健さんの歌声がかかる。
これから、殴りこみに行き、必ず池部良さんは殺されてしまうのだけど・・・。昭和残侠伝シリーズの池部良さんは、必ず死ぬことになっているのです。その度に、いい人を亡くした。たまには、生きてて欲しいと感情移入して見ている。ヒロク二さんは、この映画で泣く。何回みても同じところで泣くのです。
昭和残侠伝シリーズは、必ずヒロク二さんといつも見る。ヒロク二さんの解説つきで見ます。
河原の枯れススキのように描きたかったの意味が、分かる人には分かる?と思う。
昭和残侠伝シリーズは、いい男、二人が出てくる日本映画です。
ちなみに、わたしはアラン・ドロンのファンでもあり、ジャンポール・ベルモンドも好きです。「ボルサリーノ」も二人が共演していて好きな映画。やはりギャング映画です。「ボルサリーノ2」のアラン・ドロンは最高です。