震災の爪痕

あの巨大地震からもうすぐ一年になります。
いつも一緒にパッチワークのお稽古をしていたＫさんが津波の被害を受け、亡くなってから一年・・早過ぎます。

3月のパッチワーク例会はＫさんを偲ぶ会になるでしょう。
明るい方でしたので、一日中笑い声を絶やさず、彼女の好きだったものを皆で頂き、あなたを偲びます。

震災の被害はいたるところにありますが、我が家のお雛様にも甚大な被害がありました。


箱が棚から落ち、その上に本などがドサドサ落ちて箱が潰れていました。
和紙に包み、それをプチプチ(？)で包んで仕舞って置いたのが功を奏したんですね。
幸運にも、首が抜け、紙がぼさぼさになっただけで済みました。

これは、Ｓさんが手作りして下さったもの。
大事にしていたのに・・・
でも、お内裏様のかぶり物が見つからず、とほうにくれ、そのままにして置いたのです。
最近小さなかぶり物が、箪笥の脇から見つかり、さっそく修復しました。


昔、人形作りをしていた頃、友達に頂いた櫛も未だ取ってあります。


ボンドをたっぷりつけて、お雛様に生きを吹き込みます。


紙の毛がなかなか直らず、少し湿らせ、紙を巻いて落ち着かせます。


後のお雛様も点検します。
このお雛飾りは焼きもので、残ったのはお内裏様だけ。お雛様は粉々でした。


この雛飾りはガラスで出来ていて、二人の首が割れました。
このお雛様は北海道のお嫁さんに貰ったものです。
捨てたくありません。
お雛様をボンドで付け、クリアでしたが、お内裏様は首の部分が少し崩れています。


修復不可能だったのですが、無理々々付けたら全体に小さくなりました。
でも、一人になるより、断然幸せね。扇もシャクも割れてしまいましたが、生きているだけで（？）いいですよね。


このミニミニお雛様は無傷。


淋しいお雛様もいるのだから、皆で一緒にいましょうね。


髪もしっとりまとまりました.


復活です。私の人形達・・・明日はちらしずし。


お父さんの夕食は「味よしの辛味噌ラーメン」

夜間作業です。