高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

限界集落

2008年03月02日 19時38分22秒 | 安心院

今日は年1回の村の失割である。山間部の過疎地と言われる私が住んでいる地域は 現在30戸、平均年齢は75歳くらいになるのでは無いか?と思われる。年1回の失割で、この一年の予算報告がある。25年ほど前にこの地に入植したのだが、25年前とほとんど状況は変わっていない。当時から見ても、お爺さん、お婆さんに見えていたので25年経っても変わりは無いような気がする。

ただ、寄る年波には勝てず、昔は原野を野焼きしていたのが中止されたり、神社のお祭りも縮小されてきた。村の道刈りは年々高齢化していく中で、何時まで参加できるのか?不安な状況になっている。限界集落とは65歳以上の人口比率が50%以上で、高齢化が進み、共同体の機能維持が限界に達している状態の集落を呼ぶらしい。旧安心院町の中で私たちが住んでいる萱篭地区ともう一つあるそうだ。

そんな中、分校跡地に佐賀県から陶芸をする人が入植してきた。御夫婦とまだ小さな、小学校前の子供が二人。小さい時の子育てをするには最適な場所だと思う。のびのびと自然の中で、感性を養いながら子育てをしていく。この、限界集落と言われる地域に子供の笑い声が聞こえることは、かけがえの無い財産である。過疎地で物作りをしながら、販路を都会に向けて!頑張って下さい。

竹工房オンセ

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