隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film216 『アバウト・ア・ボーイ』

2021年02月15日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの第216作品目は、『アバウト・ア・ボーイ』をお送りします。

 

 


『アバウト・ア・ボーイ』(原題:About a Boy)は、2002年に製作されたアメリカ・英国などの合作映画(日本公開は、2002年9月)。言語は英語。日本公開時は、日本語字幕版。


製作会社:スタジオカナル (StudioCanal) 、ほか。上映時間:100分。


原作は、イギリス人作家 ニック・ホーンビィ(Nick Hornby)による1998年初版の同名小説。


監督・脚本:クリス・ワイツ(Chris Weitz)、ポール・ワイツ(Paul Weitz)の兄弟。


主演は、英国出身のヒュー・グラント(Hugh Grant)。


共演者:ニコラス・ホルト(Nicholas Hoult)、レイチェル・ワイズ(Rachel Weisz)、トニ・コレット(Toni Collette)、ほか。

 

あらすじ:ノース・ロンドンに住む主人公のウィル(ヒュー・グラント)は、亡き父親の音楽印税で仕事もせずに暮らしている38歳の独身男です。毎日、テレビを観て過ごしているウィルは、多くの女性とデートはするものの長続きしたことがありませんでした。ある日、シングルマザーをナンパしようとシングルペアレントの会に参加。好みの女性とデートの約束を取り付けます。


ところが当日、デート相手の女性は、友達の息子だという12歳の少年マーカス(ニコラス・ホルト)を連れてきます。鬱病に悩む母を心配していたマーカスは、そこで出会ったウィルと自分の母親をデートさせようと画策します。。。


感想:物語の舞台は、ロンドン近郊。原作者も、ヒュー・グラントを始めとするキャストの殆ども英国人。てっきり、典型的なイギリス映画と思いきや、監督・脚本はアメリカ人のワイツ兄弟でした。製作陣に、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)が加わっているのも意外です。


最初は、ただのコメディかと思いましたが、社会問題も含むヒューマン・コメディだということに気が付きました。


一番感動したのは、マーカスの学校での音楽発表会で、マーカスが一人で、1970年代初頭にヒットした「Killing Me Softly with His Song(やさしく歌って)」を歌い始め、観客からのブーイングの嵐を浴びた時、ウィルがギターを手にして、飛び入りで参加し、マーカスとセッションを始めたクライマックスシーンですね。本当の父と息子ではないのですが、親子の愛情のようなものを感じました。


ストーリーの展開とともに、ウィルも、マーカスも人間として成長していくのが、この映画に共感できる理由です。


劇中に登場する「やさしく歌って」以外の音楽も、いいですね。20年近く前の映画ですが、いま観ても感動を呼ぶ作品です。

 


 


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Film1~200  省略

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