隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film214 『ロック・オブ・エイジズ』

2021年01月30日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第214作品目は、『ロック・オブ・エイジズ』をお送りします。

 

 


『ロック・オブ・エイジズ』(原題:Rock of Ages) は、2012年6月(日本公開:同年9月)に公開されたアメリカ映画。ブロードウェイで人気を博した、2005年初演の同名のロック・ミュージカル(ブロードウェイ初演は2009年)の映画化です。


製作会社:ニュー・ライン・シネマ(New Line Cinema)、ほか。配給:ワーナー・ブラザース映画。上映時間:123分。


監督・製作総指揮・振付:アダム・シャンクマン(Adam Michael Shankman)。同監督の作品は、2007年日本公開の 『ヘアスプレー』 を、紹介しています。


主演は、ジュリアン・ハフ(Julianne Hough)と、ディエゴ・ボネータ(Diego Boneta)。


ジュリアン・ハフ出演作品は、2010年公開の 『バーレスク』 を、取り上げています。


共演者:トム・クルーズ(Tom Cruise)、ラッセル・ブランド(Russell Brand)、ポール・ジアマッティ(Paul Giamatti)、アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)、ほか。


尚、トム・クルーズは、これまでに40作品以上の映画に出演していますが、その内、「隊長のブログ」では、これで27本を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい

 

あらすじ:物語の舞台は1987年、ハリウッドでの成功を夢見る若者が集まるストリート "サンセット・ストリップ"。ロックシンガーを夢見る都会育ちの青年ドリュー(ディエゴ・ボネータ)と、同じくシンガーを夢見て田舎から出てきた少女シェリー(ジュリアン・ハフ)は、デニズ(アレック・ボールドウィン)が経営するライブハウスで共に働き、ビッグスターになる夢を語り合い、そして互いに惹かれあっていきます。


彼らがあこがれるロック・バンド、「アーセナル」のスター、ステイシー・ジャックス(トム・クルーズ)は、デビューした頃の情熱を忘れ、富と女と酒におぼれ、ろくに曲作りもしなくなっていました。ステイシーがバンドから独立する最後のライブの日、ドリューはシェリーがステイシーと関係をもったと誤解し、ケンカ別れをしてしまいます。お互いを忘れられないまま、別々の道に進む二人。不器用な彼らの恋と夢の行方は。。。

 

 

感想:ブロードウェイでのヒット・ミュージカルの映画化は、1930年代以降、数多く製作されてきていますが、得てして黙っていても映画がヒットするので、制作陣が保守的になる傾向があると思います。特に、トニー賞で作品賞ほか5部門にノミネートされ、ブロードウェイ以外でも公演された、この作品の映画化には、守りに入ってしまってもおかしくありません。ところが、スタッフもキャストも攻めていますね!


監督・製作総指揮・振付のアダム・シャンクマン、『ヘアスプレー』の製作から5年後の作品で、さらに進化を見せてくれています。両作品ともBlu-Rayをレンタルして観たので、付属の特典映像でメーキングビデオも観たので、ダンス・シーンの振り付けの進化ぶりが分かりました。


キャスティングも秀逸ですね。ダンサー・女優・歌手として実績のあるジュリアン・ハフと、映画は初出演ながら歌手・俳優として知られるディエゴ・ボネータの起用は順当ですが、ミュージカルが初めてのトム・クルーズ、ラッセル・ブランド、アレック・ボールドウィンのキャスティングに攻めの姿勢が見えています。


トム・クルーズの映画をこれまでに、27本観ていますが、こんな弾けた彼の演技を見るのは初めてです。どちらかと言うと、冷静沈着なイメージが強い彼に、女と酒と麻薬にだらしないロックン・ローラーを演じさせるのですから。ところが、さすがのトム・クルーズ、ロックン・ローラーがさまになっていました。


ラッセル・ブランドとアレック・ボールドウィンの二人にも、ゲイをカミングアウトさせ、二人で手を取り合って踊るシーンまであるのですから。


当然のことですが、劇中に流れる、デフ・レパード、ジョーン・ジェット、ジャーニー、フォリナー、ボン・ジョヴィ、などの曲も最高です。

 

 


 


==「映画」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~200  省略

Film201 2020/10/7 『遥かなる大地へ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9a954d71a3a890ce823b5da663e66204

Film202 2020/10/21『沈黙 -サイレンス-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e93199062e948a5cc81dc9576d40d5e

Film203 2020/11/16『ラッキー・ナンバー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7408388a7daaaf3ef3c833dad081e918

Film204 2020/11/21『北京ヴァイオリン』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5506c1d49af6fb922539904348727e7e

Film205 2020/11/25『デイズ・オブ・サンダー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0a8f8ac94f345cd50b3fb5c5faa68935

Film206 2020/11/30『ラストレター』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5b0a5db6da384e0b19a3edd160cc1342

Film207 2020/12/4 『桜田門外ノ変』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5bdf04540500a483665aaa89d062b52d

Film208 2020/12/12『キャプテン・フィリップス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/272e3cd3ff79bdf5e9c0a6439e0a095c

Film209 2020/12/21『キューポラのある街』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/188077157ae1dc14e20d838b4408b91b

Film210 2020/12/29『紀ノ川』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b7744c6145b5e2c4252b65d4e7fce27b

Film211 2021/1/8  『ザ・シークレット・サービス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/846675fb58e3211eecfd7d061e6fa53b

Film212 2021/1/13 『夜の上海』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/70f60cd2c3468a7c599a1346b47b11d0

Film213 2021/1/21 『Love Letter』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/552243317f059364271cc5596f177364  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 学ぶ 62課 『黒田記念館で「... | トップ | テレビ Vol.363 『ドラマ 「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿