桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

登山の記75・蓼科山①

2006-08-05 21:06:49 | 旅行記

低山友の会のこの年の秋の例会は、参加者が3人になってしまった。メンバーの何人かが転勤したり怪我をしたりしてしまったためである。そして、私もこの時の登山が低山友の会としての最後の登山になった。

さて、この時は新潟にある守門岳へ登ろうと、私が計画を立てた。高速のインターから登山口が比較的近く、コースタイムもそれほどかからない上、帰途には温泉もある。また、100名山でもないのでさほど人もおらず、また時期的に紅葉も美しいと思われるので選んだのであった。

今回はS先生が参加されないので、恒例のキムチ鍋が食べられない。仕方なく私が先生にナベを借用し、作り方を教わって準備した。材料をすべて前もって下ごしらえし、別々の袋に入れ、山ではレトルトのスープを煮立て、そこに材料を入れるようにするのであった。こうすると荷物ががさばらず、調理の手間も省けるとのことだった。でも、聞いたとおりに調理すると、材料の量も随分少なくなり、パッキングの時もがさばらなくて済んだ。

例によって中間テストの中日、予報では台風が変わった低気圧が通過したばかりで、予報では曇り、しかも山沿いでは雨とのことである。集合場所に集まってみると、やはり新潟方面の山々は雲に覆われて見えない。そこで急遽、長野方面に行くことにし、登る山は持参したガイドブックで見ながら決定することにしたのであった。こんな行き当たりばったりの計画も、低山友の会ならでは、という感じである。

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